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滋賀の宿・観光施設のホームページ|予約まで迷わせない作り

2026.10.07 · 読む時間 約9分 · 木下スタジオ 木下貴博

滋賀の宿・観光施設のホームページ|予約まで迷わせない作り

「予約サイトには載っているけれど、自分たちのホームページは何年も前のまま」。滋賀で宿や観光施設を営んでいる方から、そんな声を聞くことがあります。宿や観光施設のホームページの役目は、見た人を迷わせずに予約や来場まで連れていくことです。この記事では、写真の順番、行き方の書き方、予約の入口の決め方、外国の方への配慮までを、はじめてホームページを頼む方にも分かるように順番に説明します。

滋賀の宿・観光施設のホームページは、予約の前に見られている

旅行の行き先を決めるとき、多くの人は予約サイトや地図、SNSで候補を探します。そこで気になった宿や施設が見つかると、名前で検索して、その宿のホームページを見に来ます。つまりホームページは、「行ってみたい」と「予約する」の間に置かれていることが多いのです。

このとき見る人が確かめたいのは、だいたい次のようなことです。どんな場所か。部屋や景色はどうか。どうやって行くのか。いくらかかるのか。どこから予約すればいいのか。どれかが見つからないと、迷っているうちにほかの宿へ移ってしまいます。

01

どんな場所か

景色・建物・部屋。写真で一目で分かること

02

どうやって行くか

駅から・車で・送迎の有無。迷わない行き方

03

いくらか

料金の目安と、含まれるもの

04

どこで予約するか

予約サイトか電話か。入口が1つに決まっていること

図1 宿のホームページで見る人が確かめること

予約サイトにも同じ情報は載っています。それでも宿のホームページを見に来るのは、「この宿らしさ」を確かめたいからです。予約サイトの枠の中では伝えきれない、景色の広がり、建物の空気、迎える人の顔。それを見せられるのが、自分たちのホームページです。

写真の順番:最初の1枚で「どんな場所か」を伝える

宿や観光施設のホームページで、いちばん働くのは写真です。文章を読む前に、写真で「行ってみたいかどうか」が決まることも多いと思います。だからこそ、どの写真をどの順番で見せるかが大切です。

最初の1枚は、その場所にしかないもの

最初の1枚には、その場所にしかないものを選びます。琵琶湖の目の前に建つ宿なら、部屋から見える湖。山あいの宿なら、まわりの山と季節の色。古い町並みにある宿なら、建物の外観と通りの空気です。料理や部屋の写真はどの宿にもあるので、最初の1枚にすると、ほかとの違いが伝わりにくくなります。

違いが伝わりにくい並べ方

  • 最初が、どこでも撮れそうな料理の寄り
  • 部屋の写真が、同じ角度で何枚も続く
  • 季節の違う写真が混ざって、いつの景色か分からない
  • 人のいない写真ばかりで、空気が伝わらない

どんな場所か伝わる並べ方

  • 最初は、その場所にしかない景色や外観
  • 次に、部屋から見える眺めと部屋の広さ
  • そのあとに、食事・お風呂・共用の場所
  • 最後に、迎える人や手元の写真を少し

図2 写真の並べ方のくらべ

写真は、泊まる人の目線で

写真を選ぶときは、「泊まる人が最初に見る順番」で並べると自然になります。着いたときに見える外観、玄関、部屋に入ったときの眺め、夕食、お風呂、朝の景色。この順で見せると、見る人は自分が泊まっているところを思い浮かべやすくなります。

写真が手元に足りないときは、スマホで撮り直すこともできます。明るい時間に、窓の外の景色が白く飛ばないように撮るのがコツです。撮り方はスマホで写真を撮るときのコツの記事にまとめています。

湖での2日間の催しのA4チラシ。写真を右に寄せて空を広く取り、左に縦組みの一行と波の線を置いたデザイン
制作例(見本):湖での2日間の催しのチラシ。写真は右に寄せて空を広く取り、左に縦組みの一行と波の線だけを置きました。

行き方の書き方:駅から、車から、迷わない順に

宿や観光施設は、駅前の分かりやすい場所にあるとは限りません。湖のほとりや山のふもと、細い道を入った先にあることも多いと思います。はじめて来る人にとって、行き方は大きな不安の1つです。ホームページで行き方がすぐに分かると、それだけで安心して予約しやすくなります。

来る手段ごとに分けて書く

行き方は、電車で来る人と車で来る人で、知りたいことが違います。1つの文章にまとめず、手段ごとに分けて書きます。

表1 行き方のページに書くこと
来る手段書くこと
電車いちばん近い駅、駅からの時間、バスやタクシーの有無、送迎があるかどうかと頼み方
車近くのインターや大きな道からの道順、駐車場の場所と台数、冬の道の注意
共通住所、地図、電話番号、チェックインの時間、着くのが遅れるときの連絡先

地図と目印をセットに

地図を載せるだけでは、迷う人もいます。「〇〇の交差点を曲がって、白い看板が見えたらすぐ左」のように、目印を言葉で添えると分かりやすくなります。入口の写真が1枚あると、着いたときに「ここだ」と分かります。Googleマップでの見え方も合わせて整えておくと、検索から来た人が迷いにくくなります。地図の整え方はGoogleマップで見つけてもらう基本の記事で説明しています。

季節のことも書いておく

滋賀でも、高島や長浜の北のほうでは、冬に雪が積もる日があります。冬に車で来る人には、タイヤの準備や、道の様子の確かめ方を一言添えておくと親切です。季節によって送迎の時間や、使える道が変わる場合も、行き方のページに書いておきます。

予約の入口を決める:外の予約サイトか、電話か

宿のホームページでいちばん大事なのが、予約の入口です。見る人が「泊まりたい」と思ったその時に、どこを押せばいいかがすぐ分かること。ここで迷わせると、せっかくの気持ちが冷めてしまいます。

予約の入口には、大きく分けて次の形があります。どれが合うかは、宿の規模や、予約をどう管理しているかで変わります。

外の予約サイトにつなぐ

  • 空いている日と料金が、その場で分かる
  • 夜中でも予約できる
  • 予約サイトの手数料がかかることが多い
  • ボタンを押すと、別のサイトに移る

電話やフォームで受ける

  • 人数や食事の相談を、話しながら決められる
  • 手数料はかからない
  • 受けられる時間が限られる
  • 空いている日がすぐには分からない

図3 予約の入口のくらべ(どちらが良い悪いではなく、向き不向き)

入口は、どのページからも同じ場所に

どの形を選んでも、大事なのは「予約の入口が1つに決まっていて、どのページからもすぐ押せる」ことです。スマホで見たとき、画面の下や上に「予約する」のボタンがいつも見えていると、迷いません。予約サイトにつなぐなら、ボタンを押すと別のサイトに移ることを、ボタンのそばに一言書いておくと親切です。

入口を増やしすぎない

予約サイトをいくつも使っている宿では、ホームページに複数の予約サイトのボタンが並んでいることがあります。見る人から見ると、どれを押せばいいか分からず、迷う原因になります。ホームページから案内する入口は、できれば1つか2つに絞ります。電話でも受けている場合は、電話番号を押すとそのままかけられるようにしておきます。問い合わせまでの道筋の作り方は問い合わせが来るホームページの記事にもまとめています。

  1. 見つける予約サイト・地図・SNSで宿を知る
  2. 確かめるホームページで景色と部屋を見る
  3. 行き方を見る駅から・車から行けるか
  4. 料金を見る目安と含まれるもの
  5. 予約する決まった1つの入口から

図4 見つけてから予約するまでの流れ

料金と、よくある質問の置き方

宿の料金は、季節や曜日、人数で変わるため、ホームページに載せにくいと感じる方も多いと思います。でも、まったく載っていないと、見る人は「高いのかな」と不安になります。すべての料金を載せなくても、「1泊2食付き 1名あたり〇円〜」のような目安があるだけで、予約までの迷いは減ります。

含まれるものを書く

料金の目安と一緒に、何が含まれているかも書きます。食事の有無、入湯税などの税、送迎、駐車場、子どもの料金。あとから「それは別だったのか」と思われないよう、含まれないものも先に書いておくと、安心して予約できます。

よくある質問で不安を先に拾う

電話でよく聞かれることは、ホームページのよくある質問にまとめておきます。チェックインの時間、子ども連れや犬連れの可否、アレルギーへの対応、雨の日の過ごし方、キャンセルの決まりなどです。同じ質問に何度も電話で答える手間が減り、見る人も夜中にひとりで確かめられます。

飲食店のホームページ。夜の外観と木の看板の写真から入り、縦組みの店名を画面の軸にしたデザイン
制作例:飲食店のホームページ。料理の写真から入らず、夜の外観と木の看板から。どういう構えの店かを先に見せています。宿や観光施設でも、外観から入る見せ方は使えます。

外国の方に向けて、まずできること

琵琶湖のまわりや長浜、近江八幡の町並みなど、滋賀には外国から来る人が訪れる場所もあります。外国の方にも泊まってほしい場合は、ホームページでの配慮も考えておきたいところです。

とはいえ、はじめから全部のページを何か国語にもする必要はありません。まずは、行き方・料金・予約の入口のように、来るために欠かせない情報から英語を添えるのが現実的です。写真で伝わることは写真に任せ、文章は短くしておくと、翻訳の機能を使って読む人にも伝わりやすくなります。

外国の方向けに、まず確かめること

  • 予約の入口が、日本語が読めなくても分かる形になっているか
  • 住所と行き方に、英語の表記があるか
  • 文字を画像にせず、翻訳の機能で読める文章になっているか
  • 支払いの方法や、現地での決まりが短く書いてあるか

図5 外国の方向けに、まず確かめること

どこまで対応するかは、実際にどれくらい外国の方が来ているか、これから増やしたいかで決めます。相談のときに、いまのお客さんの様子を聞かせてください。

滋賀で宿のホームページを頼むなら:それナル?(木下スタジオ)の進め方

それナル?は、木下スタジオ(滋賀・木下貴博)が運営する、小さく早く頼める入口です。大津・高島・長浜・近江八幡など、県内の宿や観光施設、お店のホームページの相談を受けています。

表2 ホームページの料金(税抜)
内容料金含まれるもの
1ページデザイン19,800円〜文章と写真をお持ちいただく形・修正なし・スマホ対応
1ページ(相談しながら)49,800円打ち合わせ1回・修正2回まで・文章の整理も手伝う
小さなホームページ98,000円〜5ページまで・問い合わせフォーム込み
公開後の更新5,000円/月月1回まで・使わない月は請求なし

宿や観光施設なら、トップ・部屋と食事・行き方・料金とよくある質問・予約の入口のように、5ページまでの小さなホームページが合うことが多いです。季節の料金やお知らせの入れ替えは、公開後の更新で受けられます。サーバー・ドメイン代(年1,500〜15,000円ほど・ご本人名義)、撮影、文章をゼロから書くこと(1ページ10,000円〜)は含まれていません。

  • 窓口は1人:聞き取りから公開まで、同じ人が担当します。写真の順番も行き方の書き方も、同じ人が見ます
  • 値段を先に出す:サーバー・ドメイン代のように含まれないものまで、先にお伝えします
  • 作ったデータはお渡しする:ドメインもサーバーもご本人名義なので、次にだれに頼むことになっても困りません

ホームページのことはホームページのページに、宿のパンフレットや案内のチラシも合わせてそろえたい場合はチラシ・ポスターのページにまとめています。費用の考え方は滋賀でホームページを作る費用の記事でも説明しています。返事は24時間以内(土日祝は翌営業日)、打ち合わせは基本オンラインです。受付は毎月3社までです。

予約サイトに載っていれば、自分たちのホームページはいらないのでは?

予約サイトだけでも予約は受けられます。ただ、宿の名前で検索した人が見に来たとき、景色や建物の空気、行き方をくわしく伝えられるのは自分たちのホームページです。予約の入口は予約サイトにつなぎ、ホームページでは「この宿らしさ」を見せる、という分け方もできます。

予約の入口は、予約サイトと電話のどちらがいいですか?

宿の規模や、予約をどう管理しているかで変わります。空いている日をその場で見せたいなら予約サイト、人数や食事を話しながら決めたいなら電話が向いています。どちらにしても、入口は1つか2つに絞って、どのページからもすぐ押せるようにします。

英語のページも作れますか?

まずはご相談ください。はじめから全部を訳すより、行き方・料金・予約の入口など、来るために欠かせない情報から英語を添える形をおすすめしています。どこまで対応するかは、いまのお客さんの様子を聞いてから一緒に決めます。

季節ごとの料金やお知らせの更新も頼めますか?

はい。公開後の更新を月5,000円で受けています。月1回までで、使わない月は請求しません。

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