滋賀のポスター制作|遠くから読める文字の大きさの決め方
滋賀で展示会やイベントのポスターを作ったのに、会場で見たら字が小さくて読めなかった。ポスター制作では、そんな失敗が少なくありません。画面の上ではちょうどよく見えても、壁に貼って3m離れると、まったく違って見えるからです。この記事では、A2からB0までの紙の大きさと、見る距離から文字の大きさを決める考え方を、目安の数字といっしょに説明します。
ポスターのデザインは「どこから見られるか」で決まる
ポスターを作るとき、多くの人はまず「何を書くか」から考えます。それも大事です。でも、その前に決めておきたいことがあります。見る人が、どこに立っているかです。
同じポスターでも、見られ方は場所によって大きく違います。
- 展示会のブース:通路を歩きながら、数m先から目に入る
- お店の入口:前を通る人が、立ち止まらずに横目で見る
- 駅や公民館の掲示板:ほかの紙と並んで、1〜2m先から見る
- 受付の横:並んでいる人が、すぐ近くでじっくり読む
滋賀でも、大津や草津の駅まわりの掲示板と、彦根や長浜の公民館のロビーとでは、立ち止まる人の数も、見る距離もちがいます。遠くから見られる場所なら、大きな字が少しだけあるほうが伝わります。近くで読まれる場所なら、細かい情報も載せられます。紙の大きさも、字の大きさも、載せる量も、この「距離」から決まっていきます。
頼む前に、貼る場所の写真を1枚撮っておくと、とても役に立ちます。壁の広さ、まわりの明るさ、ほかに何が貼られているか。それが分かると、作る側は迷わずに大きさを決められます。
A2・B2・B1・B0の大きさ
ポスターでよく使う紙の大きさを、表にまとめました。数字は、日本でふつうに使われている紙の大きさ(仕上がりの寸法)です。
| サイズ | 大きさ(mm) | くらべると |
|---|---|---|
| A2 | 420 × 594 | A4の4枚分 |
| B2 | 515 × 728 | B4の4枚分。駅や店頭でよく見る大きさ |
| A1 | 594 × 841 | A2の2枚分 |
| B1 | 728 × 1030 | B2の2枚分。縦がほぼ1m |
| B0 | 1030 × 1456 | B1の2枚分。人の背丈に近い |
AとBは、別の系列です。A2とB2は名前が似ていますが、B2のほうがひとまわり大きくなります。同じ番号なら、Bのほうが大きいと覚えておくと迷いません。
また、番号が1つ小さくなると、面積は2倍になります。B2の2枚分がB1、B1の2枚分がB0です。
どのサイズを選ぶか
選び方の目安は、次のとおりです。
- A2・B2:お店の壁、掲示板、受付の横。1〜3mくらいから見る場所
- B1:展示会のブース、会場の入口。数m先から目に入れたい場所
- B0:大きな会場、通路の突き当たり、遠くから見られる場所
大きいほど目立ちますが、大きいほど貼れる場所が限られます。掲示板には、B2までしか貼れないこともあります。貼る場所の大きさを、先に測っておいてください。
見る距離から、見出しの大きさを決める
では、何m離れたら、どのくらいの字が読めるのでしょうか。
読みやすさは、字の形、太さ、色、まわりの明るさ、見る人の目によって変わります。だから「これが正解」という1つの数字はありません。ここでは、作り始めるときの目安として、次の考え方を紹介します。
たとえば、B1のポスターは縦が約1mです。展示会の通路で5m先から読ませたいなら、見出しは5〜8cmほどにしたい、ということになります。1m の紙に5cmの字だと、思ったより大きく感じるかもしれません。でも、会場ではそのくらいでようやく目に入ります。
本文の大きさ
近くで読む本文は、1mくらい離れて読めるかで考えます。目安は5〜8mmほどです。デザインでよく使う「ポイント(pt)」という単位でいうと、14〜24ptくらいです。A4のチラシの本文が9〜10ptくらいのことが多いので、それよりずっと大きくなります。
画面で決めない
パソコンの画面では、ポスターは縮んで見えます。画面でちょうどいいと思った字は、実物ではたいてい小さすぎます。確かめるには、次の方法があります。
- 見出しの部分だけを、実際の大きさでA4やA3に刷ってみる
- その紙を壁に貼って、見る距離まで下がって読んでみる
- パッと見て、2秒で何の紙か分かるかを見る
これだけで、多くの失敗は防げます。

遠目の一言と、近くで読む情報を分ける
ポスターは、2回見られます。1回目は遠くから。2回目は、近づいてから。この2つを分けて作ると、伝わり方がまるで違います。
よくある形
- 言いたいことを全部、同じくらいの大きさで並べる
- 見出しが長く、2行3行になる
- 遠くからは、何の紙か分からない
- 近づく理由がないので、だれも近づかない
こうすると伝わる
- 遠くから読ませるのは、一言と日付だけ
- その一言は、いちばん大きく、短く
- 近づいた人に、時間・場所・申込方法を読ませる
- 大きさの差をはっきりつけて、読む順番をつくる
図2 遠目と近目で、役割を分ける
遠目で読ませるもの
遠くから読ませるのは、多くても2つまでにします。
- 何の催しか:「朝市」「新製品展示」「受講生募集」のように、ひと目で分かる言葉
- いつか:日付。行く人にとって、いちばん大事な情報
この2つが遠くから読めれば、興味のある人は近づいてきます。ポスターの仕事は、まず「近づいてもらう」ことです。
近くで読ませるもの
近づいた人には、細かい情報を読ませます。
- 時間(開始と終了)
- 場所(会場名、ブース番号、住所)
- 内容のくわしい説明
- 申込方法、連絡先、QRコード
QRコードは、近くでスマホをかざす前提のものです。遠くから読ませる必要はありません。紙の下のほうに、小さめに置いてかまいません。ただし、読み込めないほど小さくはしないでください。
展示会では、ポスターの近くにチラシを置いておくと親切です。ポスターで近づいてもらい、くわしいことはチラシで持ち帰ってもらう。役割を分けると、ポスターに詰め込まずにすみます。
色と余白で、遠くからの見え方が変わる
字の大きさと同じくらい大事なのが、色と余白です。
字と背景の明るさに、差をつける
遠くから読めるかどうかは、字と背景の明るさの差で大きく変わります。黒い地に白い字、白い地に黒い字は、遠くからでも読みやすい組み合わせです。反対に、赤い地に緑の字、水色の地に白い字のように、明るさが近い組み合わせは、遠くからはつぶれて見えます。
写真の上に字を置くときも同じです。写真の明るいところに白い字を置くと、読めなくなります。字を置く場所の明るさを確かめてから置きます。上の朝市の例では、日付の行だけが雲に負けてしまうので、そこにだけ地を敷いています。
色は少なく
色を増やすほど、遠くからは何も目立たなくなります。主役の色を1つ決めて、あとは黒か白で支える。それだけで、遠くからの見え方がぐっとはっきりします。会社やお店の色がある場合は、それを主役の色にすると、ほかの紙やホームページとも見た目がそろいます。
余白は「空いている」のではない
余白とは、何も置いていない場所のことです。もったいないと感じて、つい埋めたくなります。でも、余白があるから、見出しが浮き上がって見えます。会場には、ほかのポスターや看板もたくさんあります。その中で目に入るのは、たいてい、すっきりしているほうです。

入稿の注意:大きいポスターほど気をつけること
入稿(にゅうこう)とは、印刷所に「このデータで刷ってください」と渡すことです。ポスターは紙が大きいぶん、チラシより気をつけることが増えます。
ポスターの入稿前に確かめること
- 印刷所と、刷る紙の大きさが決まっているか
- 写真が、その大きさで刷っても粗くならないか
- 紙の端まで色がある場合、塗り足しがあるか
- 大事な字が、紙の端に寄りすぎていないか
- 色が印刷用(CMYK)で作られているか
- 日付・場所・連絡先にまちがいがないか
図3 入稿前のチェックリスト
写真の細かさ
いちばん起きやすいのが、写真が粗くなることです。スマホで撮った写真でも、A4のチラシならきれいに刷れることが多いです。でも、B1やB0まで引き伸ばすと、ぼやけたり、ギザギザが見えたりすることがあります。
ただ、大きなポスターは、近くで見られることが少ないぶん、少し粗くても気にならないこともあります。見る距離によって、必要な細かさも変わるのです。写真を送っていただければ、その大きさで使えるかどうかを先にお伝えします。
塗り足しと、字の位置
紙は、刷ったあとに切って仕上げます。切る位置は、少しずれることがあります。紙の端まで色がある場合は、外側まで少し絵を伸ばしておきます。これを塗り足しといいます。反対に、大事な字は、端から少し内側に置きます。切るときに欠けないようにするためです。
こうしたことは、作る側で整えてからお渡しします。印刷所によって決まりが少し違うので、先に印刷所を決めておくと、最初からそれに合わせて作れます。
印刷代について
印刷代は、それナル?の料金に含まれていません。ネット印刷や近くの印刷所に、ご自身で頼んでいただく形です。大きなポスターは、紙の種類や、屋外に貼るかどうかで印刷の方法も変わります。どこに頼むか迷ったら、その相談にものります。
滋賀でポスターを頼む費用(それナル?の料金)
それナル?では、ポスターのデザインの料金を先に全部出しています。
| 内容 | 料金 |
|---|---|
| ポスター(B2・B1) | 39,800円〜 |
| チラシ 片面A4 | 19,800円〜 |
| チラシ 両面A4 | 29,800円〜 |
| 急ぎ(3日以内) | +30% |
| 含まれないもの | 印刷代・撮影 |
A2やB0など、表にないサイズは、内容を聞いてから見積りをお出しします。見積りは無料です。
料金が上がるのは、3つのときだけです。直しが決めた回数を超えたとき(1回5,000円〜)、枚数が増えたとき、急ぎのときです。それ以外で、あとから料金が増えることはありません。
ポスターとチラシを、まとめて頼む
展示会やイベントでは、ポスターとチラシを両方作ることが多いです。同じ人が作ると、言い方と色がそろいます。遠目のポスターで近づいてもらい、くわしいチラシで持ち帰ってもらう。その役割分けまで、まとめて考えられます。のぼりや置き看板(19,800円〜)、SNS用の画像(5,000円〜/枚)も同じ窓口で頼めます。
会場の入口に立てるのぼりについてはのぼり・置き看板の記事、食べ物の催しのチラシについては飲食店・イベントのチラシの記事にまとめています。
滋賀でポスターを頼むなら:それナル?(木下スタジオ)の進め方
それナル?は、木下スタジオ(滋賀・木下貴博)の小さい入口です。大津や彦根など滋賀県内のほか、京都・大阪・名古屋のポスターもお受けしています。打ち合わせは基本オンラインで、貼る場所を見たほうがいいときだけ伺います。
- 相談LINEかフォームで一言
- 見積り金額と日程を先に(無料)
- 組む見出しは実寸で確かめる
- 直し決めた回数まで
- 納品印刷所に出せるデータ
図4 ポスターを頼んでから受け取るまでの流れ
進め方で決めていることは3つです。
- 窓口は1人:聞き取りから納品まで、同じ人が担当します。渡すものには、必ず目を通してからお渡しします。
- 値段を先に出す:含まれないもの(印刷代・撮影)まで、はじめに伝えます。
- 作ったデータは渡す:次の催しで、日付だけ変えて使うこともできます。
返事は24時間以内です(土日祝は翌営業日)。受付は毎月3社までなので、催しの日が決まったら早めにご相談ください。くわしくはチラシ・ポスターのページを、ほかの料金は料金のページをご覧ください。これまでの制作例は制作例のページにあります。急ぎのチラシについては最短1日で作るための記事にまとめています。
B1とB2、どちらにすればいいですか?
貼る場所と、見る距離で決めます。掲示板や店頭のように1〜3mから見る場所ならB2、展示会のブースのように数m先から目に入れたい場所ならB1が目安です。掲示板によってはB2までしか貼れないこともあるので、先に貼る場所の大きさを測ってください。
見出しの文字は何cmにすればいいですか?
目安として、見る距離の100分の1を下限に考えます。3mなら3cm、5mなら5cmです。そこから余裕を見て少し大きめにします。最後は見出しを実寸で刷って壁に貼り、実際の距離から読めるかを確かめます。
スマホで撮った写真を、大きなポスターに使えますか?
写真によります。A2やB2なら使えることも多いですが、B1やB0まで引き伸ばすと粗く見えることがあります。写真を送っていただければ、その大きさで使えるかどうかを先にお伝えします。撮影は料金に含まれていません。
B0やA2のポスターも頼めますか?
頼めます。B2・B1は39,800円〜(税抜)です。それ以外のサイズは、内容を聞いてから見積りをお出しします。見積りは無料です。
印刷まで頼めますか?
印刷代は料金に含まれていません。印刷所に出せる形のデータをお渡しし、ご自身で頼んでいただく形です。どこに頼むかの相談にはのります。


