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滋賀ののぼり・置き看板デザイン|店の前で人を呼ぶ決め方

2026.10.07 · 読む時間 約9分 · 木下スタジオ 木下貴博

滋賀ののぼり・置き看板デザイン|店の前で人を呼ぶ決め方

店の前を人が通っているのに、なかなか入ってもらえない。滋賀でお店をしている方から、よく聞く悩みです。のぼりや置き看板のデザインは、そこを変えられるいちばん身近な道具です。ただ、言いたいことを全部入れると、かえって誰にも読まれなくなります。この記事では、通る人に届くのぼり・置き看板の決め方を、言葉・色・置き方・費用の順にお伝えします。

のぼりと置き看板は、歩きながら読まれる

チラシやホームページは、読む人が立ち止まって読みます。のぼりと置き看板は違います。歩いている人、自転車の人、信号待ちの車の人が、通りすぎるあいだにちらっと見るものです。

見てもらえるのは、ほんの一瞬です。その一瞬で「何の店か」「入っていいか」が伝わるかどうかで、足が止まるかが決まります。

読めるのは、短い言葉が1つか2つ

歩きながら読めるのは、短い言葉が1つか2つです。のぼりに文章を書いても、最後まで読む人はほとんどいません。だから、のぼりと置き看板では「何を書かないか」を先に決めます。

読まれにくいのぼり

  • 言いたいことを全部入れている
  • 字が小さく、行が多い
  • 色が多く、どこを見ればいいか分からない

通る人に届くのぼり

  • 言葉を1つにしぼっている
  • 遠くからでも読める大きさ
  • 地の色と字の色の差がはっきりしている

図1 のぼりで変わること

のぼりと置き看板の役割を分ける

のぼりと置き看板は、同じ店の前に置かれることが多いものです。でも、得意なことが違います。役割を分けると、両方が生きます。

のぼりは「遠くから気づかせる」

のぼりは背が高く、風で揺れます。遠くからでも目に入り、「ここに何かある」と気づかせるのが役割です。書くのは、いちばん短い言葉。「ランチ」「からあげ」「空き家相談」のように、何の店かが一言で分かる言葉です。

何本か並べるなら、同じのぼりを並べると、遠くからでも目立ちます。種類を増やすより、同じものを続けるほうが伝わることが多いです。

置き看板は「近くで決めてもらう」

置き看板(A型看板・スタンド看板)は、店の入口のそばに置きます。のぼりで気づいた人が近づいてきたときに、「入るかどうか」を決めてもらうのが役割です。

ここには、のぼりより少し多くの情報を書けます。今日のメニューと値段、営業時間、「おひとりさまでもどうぞ」のような一言。近づいた人が知りたいことに答える場所です。

01

のぼり

遠くから気づかせる。言葉は1つ。同じものを並べると強い。

02

置き看板

近くで決めてもらう。値段・時間・入りやすさの一言。

03

店の看板・入口

ここが目当ての店だと分かる。店名とロゴ。

図2 店の前の3つの役割(遠くから順に)

遠くから、のぼり、置き看板、店の入口。この順で、少しずつ情報が増えていくように並べると、通る人は迷わずに店に入れます。

のぼりのデザインで、言葉を1つにしぼる

のぼりのデザインでいちばん大事なのは、言葉選びです。見た目を整える前に、何を書くかを決めます。

「何の店か」が分かる言葉を選ぶ

のぼりによく書かれる言葉に「営業中」があります。営業していることは伝わりますが、何の店かは伝わりません。通る人が知りたいのは、「自分に関係がある店か」です。

パン屋なら「焼きたてパン」、整体なら「肩こり・腰痛」、住まいの相談窓口なら「空き家の相談」。通る人が自分ごととして受け取れる言葉を選ぶと、足が止まりやすくなります。

店名は、のぼりでは小さくていい

店名を大きく書きたくなる気持ちは分かります。でも、はじめて通る人にとって、店名はまだ意味を持たない言葉です。のぼりでは、店名やロゴは下のほうに小さく入れておけば十分なことが多いです。店名は、店の看板や置き看板で伝えます。

値段は、置き看板に書く

「ランチ ○○円」のように、のぼりに値段を入れたくなることもあります。値段は通る人にとって大事な情報ですが、のぼりに入れると言葉が2つになり、遠くから読みにくくなります。値段は、近づいた人が読む置き看板に書くほうが伝わります。

ただし、値段そのものが店のいちばんの売りなら話は別です。その場合は、値段を主役の言葉にして、ほかを減らします。何を主役にするかを1つ決める、という考え方は同じです。

縦に読ませる

のぼりは縦に長い形です。言葉は縦に組むと、遠くからでも一気に読めます。横書きの言葉を細かく折り返すと、読む順が分かりにくくなります。

のぼりの言葉を決める前に考えること

  • 店の前を通るのはどんな人か(歩き・自転車・車)
  • その人が「自分に関係ある」と思う言葉は何か
  • 言葉は1つにしぼれているか
  • 店名とロゴは、どこにどれくらいの大きさで入れるか
  • 季節や時間帯で変えたい言葉はあるか

色と文字の決め方

言葉が決まったら、色と文字です。のぼりと置き看板は外に置くものなので、画面で見たときとは見え方が変わります。

地の色と字の色の差をはっきりさせる

遠くから読めるかどうかは、地の色と字の色の差で決まります。赤い地に黄色い字、白い地に黒い字のように、明るさの差がはっきりしている組み合わせが読みやすいです。似た明るさの色どうしは、近くで見るときれいでも、遠くからは読めなくなります。

店のまわりの色を見る

のぼりの色は、店の前の景色の中で目立つかどうかで決めます。まわりの店ののぼりが赤ばかりなら、同じ赤では埋もれてしまいます。緑の多い通りなら、緑ののぼりは目立ちません。店の前の写真を1枚撮って、その中に置いたときにどう見えるかで考えます。

文字は太く、すき間を広めに

外で読ませる文字は、太めの書体を選びます。細い書体は、少し離れるとかすれて見えます。字と字のすき間も、少し広めにとると、遠くからでもつぶれません。

地と字の明るさの差いちばん効く
言葉の短さよく効く
文字の太さ効く
写真やイラスト近くで効く

図3 遠くから読めるかに効くもの(目安。置く場所や距離で変わります)

置く場所と向き、入れ替えるタイミング

同じのぼりでも、置き方で見え方が変わります。デザインを決めるときに、置く場所も一緒に考えておくと、作ったあとで「思ったより目立たない」ということが減ります。

通る人の向きに、正面を向ける

のぼりの布は、正面から見たときにいちばん読みやすくなります。店の前の道を、人や車がどちらから来ることが多いかを見て、その向きに正面が向くように置きます。たとえば駅から歩いてくる人が多いなら、駅のほうへ向けます。

草津や守山の駅前のように人通りの多い道と、彦根や長浜の郊外の車で通る道とでは、見る人の速さも距離も違います。歩く人が多い場所なら少し近くで読ませる大きさ、車が多い場所なら言葉をさらに短く、と置く場所に合わせて決めます。

置き看板は、入口の邪魔をしない位置に

置き看板は、目立たせようとして入口の真正面に置くと、かえって入りにくくなることがあります。通る人の目に入りつつ、入口までの道をふさがない位置を選びます。風の強い日に倒れないかも、置く前に確かめておきたいところです。

外に置くものは、少しずつ色があせる

のぼりは日にあたり、雨や風を受けます。外に出しているうちに、色は少しずつあせていきます。色があせたのぼりは、遠くから見ると「ずっと同じものを出している店」に見えがちです。替えどきが来たら、同じデータで作り直せるように、デザインのデータは手元に残しておきます。

季節や時間帯で、言葉を入れ替える

言葉を1つにしぼると、季節ごとに変えたくなることもあります。「冷やし中華」「かき氷」「おせち予約」のように、季節の言葉ののぼりを何種類か用意しておき、時期に合わせて入れ替える使い方です。ランチとディナーで出す置き看板を変えるお店もあります。

入れ替える前提なら、色と書体、店名の位置は共通にして、言葉だけを変える形にしておくと、何種類あっても同じ店のものだと伝わります。

同じマークで、看板・のぼり・置き看板をそろえる

のぼりと置き看板を別々の人に頼んだり、その場で選んだりすると、色や文字の雰囲気がばらばらになりがちです。ばらばらだと、通る人には「同じ店のもの」だと伝わりにくくなります。

ロゴやマーク、色、書体を決めておいて、それを看板・のぼり・置き看板に同じように使うと、店の前全体が1つの顔になります。

空き家の相談窓口のマークを、看板・のぼり・室内のサインに置いた状態で確かめたデザイン
制作例:空き家の相談窓口のマーク。看板、のぼり、室内のサインまで、実際に置いた状態で確かめています。

置いた状態で確かめる

のぼりや置き看板は、画面の上で見るのと、店の前に置いたのとでは印象が違います。店の前の写真に、デザインを重ねて見てみると、大きさや色が合っているかが分かります。店の前の写真を送っていただければ、それを見ながら決められます。

ロゴやマークがまだない場合は、先にロゴを決めてから看板まわりに広げる進め方もあります。ロゴの決め方は「小さな会社・お店のロゴの作り方」で書いています。

滋賀の店舗でのぼりを作るときの段取りと費用

のぼりや置き看板は、デザインを作ったあと、印刷所や看板屋さんで作ってもらいます。デザインと製作は別の工程です。

先に、作る先のサイズと形を決める

のぼりの大きさは、作る先ごとに決まった形があります。よく見かけるのは幅60cm×高さ180cmほどのものですが、細いもの、短いものもあります。置き看板も、差し込む形・書き込む形などいろいろです。デザインを始める前に、どこで作るか、どの大きさかを決めておくと、作り直しが出ません。

作る先がまだ決まっていなくても大丈夫です。相談の中で、置く場所に合う大きさを一緒に考えます。

  1. 相談店の前の写真と、伝えたいことを送る
  2. 見積り種類の数と日程をお伝えする(無料)
  3. 言葉と大きさ書く言葉を1つにしぼり、サイズを決める
  4. デザイン店の前の写真と見比べて確かめる
  5. 入稿データ作る先の指定に合わせて渡す

図4 のぼり・置き看板を頼むときの流れ

何種類作るかを先に決める

のぼりのデザイン料金は、種類の数で決まります。言葉の違うのぼりを3つ作るなら3種類、同じのぼりを10本並べるなら1種類です。季節で入れ替えたい、昼と夜で変えたい、という場合は、何種類になるかを最初に数えておくと、見積りが分かりやすくなります。

はじめは1種類から始めて、手ごたえを見ながら種類を足していく進め方もあります。最初の1種類で色と書体を決めておけば、2種類目からは言葉を入れ替えるだけで、店の前の統一感を保てます。

費用

それナル?の料金は、のぼり・置き看板のデザインが1種類19,800円〜(税抜)です。同じデザインのぼりを何本作っても、デザインは1種類です。

表1 看板まわりの料金(税抜)
頼むもの料金メモ
のぼり・置き看板19,800円〜/1種類デザインの料金。製作(印刷)代は別
野立て・壁面の看板39,800円〜現場写真への合成つき。製作費・取付費は別
ロゴ49,800円〜3案から1つ・名刺デザイン込み

のぼりや看板そのものを作る費用(印刷・製作)は、デザインの料金に含まれていません。金額が上がるのは、直しが決めた回数を超えたとき(1回5,000円〜)、種類が増えたとき、急ぎのときの3つだけです。上がる前に必ずお伝えします。

道路沿いの大きな看板を考えている方は、「野立て看板で失敗しない:車から読めるのは3つまで」もあわせて読んでみてください。

ポイントのぼりで言葉を1つにしぼると、言えなかったことが残ります。それは置き看板やチラシ、Instagramに回します。店の前で全部を言おうとしないことが、いちばんの近道です。

滋賀で看板・のぼりを頼むなら:それナル?(木下スタジオ)の進め方

それナル?は、滋賀の木下スタジオ(木下貴博)が運営している、小さく頼める窓口です。大津・草津・守山・近江八幡・彦根・長浜など滋賀県内を中心に、京都・大阪・名古屋や全国からもオンラインで受けています。店の様子を見たほうがいいときは、必要なときだけ伺います。

  • 窓口は1人。聞き取りから納品まで同じ人が受けます
  • 値段を先に出す。のぼり・置き看板は1種類19,800円〜。製作費が別なことも先にお伝えします
  • 作ったデータはお渡しします。作り直しや刷り増しのときもそのまま使えます

のぼりのほかに、チラシや名刺、店のホームページまでまとめて頼めます。同じ人が作るので、言い方と色がそろいます。名刺の決め方は「滋賀で名刺デザインを頼む」に書いています。看板の窓口は看板のページに、チラシはチラシ・ポスターのページにまとめています。返事は24時間以内です(土日祝は翌営業日)。

のぼりのデザインだけを頼めますか?

はい。それナル?では、のぼり・置き看板のデザインを1種類19,800円〜(税抜)で受けています。のぼりの製作(印刷)代は別です。

のぼりには何を書けばいいですか?

通る人が「自分に関係がある」と思える短い言葉を1つにしぼるのがおすすめです。「営業中」より「焼きたてパン」のように、何の店かが分かる言葉のほうが足を止めてもらいやすくなります。

のぼりと置き看板は、どう使い分けますか?

のぼりは遠くから気づかせる役、置き看板は近くで入るかどうか決めてもらう役です。のぼりには言葉を1つ、置き看板には値段・営業時間・入りやすさの一言を書くと、役割が分かれて両方が生きます。

どこで印刷すればいいか分かりません。

相談の中で、置く場所に合う大きさや作り方を一緒に考えます。作る先が決まったら、その指定に合わせた入稿用のデータをお渡しします。

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