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滋賀のクリニックの看板・HP・名刺デザインの要点

2026.10.07 · 読む時間 約9分 · 木下スタジオ 木下貴博

滋賀のクリニックの看板・HP・名刺デザインの要点

滋賀でクリニックや医院を開くとき、あるいは看板やホームページを見直すとき、何を大きく書けばいいのか、何から決めればいいのか迷う先生は多いと思います。クリニックのデザインは、ふつうのお店とは少しちがう気のつけ方があります。この記事では、看板・ホームページ・名刺のそれぞれで、読む順番、診療科の出し方、道案内、スマホからの電話までを順にお伝えします。

クリニックのデザインは「困っている人」が読む

クリニックの看板やホームページを見る人は、多くの場合、体の具合が悪いか、家族のことで困っています。のんびり眺めて楽しむのではなく、「ここで診てもらえるか」「どこにあるか」「今日やっているか」を、すぐに知りたいと思って見ています。

そのため、クリニックのデザインでいちばん大事なのは、おしゃれさよりも、迷わせないことです。必要なことが、必要な順番で、すぐ目に入る。これが先にあって、そのうえで医院らしい落ち着きや、やわらかさを足していきます。

3つの場面で、知りたいことがちがう

同じクリニックでも、看板、ホームページ、名刺では、見る人の場面がちがいます。看板は、車や歩きで通りすがりに見ます。ホームページは、スマホで調べながら見ます。名刺は、取引先や紹介先の方が手元で見ます。場面ごとに、先に出すものを変えます。

01

看板

通りすがりに一瞬で。診療科と、ここにあることを伝える。

02

ホームページ

スマホで調べながら。診療時間、場所、電話をすぐ出す。

03

名刺

手元でじっくり。医院の名前と連絡先が確かに読める。

図1 場面ごとに、先に伝えること

読む順番を先に決める

看板でもホームページでも、デザインを始める前に、まず「読む順番」を決めます。どれを最初に目に入れて、どれを次に読んでもらうか。この順番が決まると、文字の大きさや置き場所が自然に決まります。

クリニックで読まれる順番

多くのクリニックでは、見る人が知りたい順番はおおむね次のようになります。何科か、ここはどこか、いま開いているか、どう連絡するか、医院の名前。医院の名前がいちばん後ろにあるのは、意外に思われるかもしれません。でも、初めての人にとっては、名前より先に「自分の困りごとを診てもらえるか」が知りたいのです。

診療科いちばん大きく
場所・道案内はっきり
診療時間・休診日読める大きさ
電話番号読める大きさ
医院の名前・ロゴ落ち着いて

図2 看板で読まれる順番(目安。立地や地域での知られ方で変わります)

すでに知られている医院は、順番が変わる

長く続いている医院で、地域の人が名前で覚えている場合は、名前を大きく出したほうがいいこともあります。大事なのは、決まった型に当てはめることではなく、誰に向けた看板かを先に決めることです。新しく開く医院なのか、名前が知られている医院の移転なのかで、順番は変わります。

滋賀のクリニックの看板は、診療科を先に

看板でいちばん大きくする文字は、多くの場合、診療科です。内科、小児科、耳鼻咽喉科、皮膚科、整形外科。通りすがりの人は、医院の名前ではなく、「何科か」で自分に関係があるかを判断します。

走っている車から読める大きさ

滋賀では車で移動する人が多く、道路沿いの野立て看板(田畑や空き地に立てる大きな看板)がよく使われます。大津から草津、守山、栗東へ続く幹線道路沿いや、彦根・長浜の郊外の道では、車の中から看板を見ることになります。

走っている車から看板が見えるのは、ほんの短い間です。その間に読めるのは、ひとかたまりの言葉と、目印くらいです。だから、看板に入れるものはしぼり、いちばん伝えたい診療科を、遠くから読める大きさにします。大きさを先に決めてから、残りの場所に何を入れるかを考える順番が、失敗しにくい進め方です。

滋賀の内科クリニックの道路沿いの野立て看板のデザイン。走っている車から読める大きさから先に決めている
制作例(見本):内科クリニックの野立て看板。3000×2000mmを想定し、走っている車から読める大きさから先に決めて、そのあと中身を入れています。

診療科がいくつもあるとき

内科と小児科、耳鼻科と小児科のように、診療科がいくつもある医院もあります。全部を同じ大きさで並べると、どれも小さくなってしまいます。いちばん来てほしい人に向けた診療科を大きくし、ほかは少し小さく添える、という分け方を考えます。

小児科がある医院なら、看板を見るのは子どもを連れた親です。「こどもも診てもらえる」ことが、遠くからでも分かるようにします。

耳鼻科と小児科のクリニックの野立て看板のデザイン。診療科目を最大の文字にしている
制作例(見本):耳鼻科・小児科の野立て看板。何科かがいちばん遠くから分かるように、診療科目を最大の文字にしています。

道案内を入れる

野立て看板は、医院から少し離れた場所に立てることが多いです。そのため、「ここから先、どう行けばいいか」を一言で入れます。「この先〇〇m左」「次の信号を右」のような短い案内と、向きを示す矢印。地図をそのまま入れると、走っている車からは読めません。

看板の考え方そのものは「道路沿いの看板のデザイン」でくわしく書いています。

読まれにくい看板

  • 医院の名前だけが大きく、何科か分からない
  • 診療時間の表まで全部入れて字が小さい
  • 地図を入れて、車から読めない
  • 色が多く、どこを見ればいいか迷う

読まれやすい看板

  • 診療科がいちばん遠くから読める
  • 入れるものをしぼっている
  • 矢印と短い言葉で道を案内する
  • 色は少なく、文字と地の差がはっきり

図3 看板で気をつけたいこと

ホームページは、スマホからすぐ電話できる形に

クリニックのホームページを見る人の多くは、スマホで見ています。熱が出た子どもを横にして、仕事の合間に、病院の待合室で。ゆっくりパソコンの前に座っているとは限りません。

開いてすぐに出すもの

ホームページを開いたとき、画面のいちばん上で分かるようにしたいのは、次のようなことです。

クリニックのホームページで、開いてすぐ見せたいもの

  • 診療科
  • 今日の診療時間と休診日
  • 押せばそのままかけられる電話番号
  • 場所と地図、駐車場の有無
  • 予約が必要かどうか、予約の方法
  • 休診のお知らせ(あるとき)

電話番号は「押せる」ように

スマホで見ている人は、電話番号を見たら、そのまま押してかけたいはずです。番号を画像の中に書いてしまうと、押してもかけられません。電話番号は押せる形にして、画面の下にいつも見えるボタンとして置く方法もあります。

予約をWebで受けている医院なら、電話とWeb予約のどちらを先に使ってほしいかを決めて、そちらを目立たせます。ボタンが並んでいると、見る人は迷います。

休診のお知らせは、すぐ目に入る場所に

臨時の休診や、年末年始・お盆の休みは、来ようとしている人にとっていちばん大事な情報です。お知らせの一覧の奥にしまわず、トップページの上のほうに短く出すと、来てから閉まっていた、ということを減らせます。終わったお知らせは、早めに下げておきます。古いお知らせが残っていると、いまの情報がどれか分かりにくくなるからです。

更新を自分でするか、頼むかも、作る前に決めておくと安心です。それナル?では、公開後の更新を月5,000円(税抜・月1回まで)で受けています。使わない月は請求しません。

道案内と駐車場

滋賀のクリニックでは、車で来る人が多いので、駐車場の場所と台数の書き方が大事です。地図に加えて、近くの目印や、入口が分かる写真があると、初めての人も迷いにくくなります。地図で見つけてもらうための整え方は「Googleマップで見つけてもらう基本」にまとめています。

名刺と院内の掲示も、同じ言い方と色で

クリニックの名刺は、先生や事務長が、紹介先の病院や取引先、地域の集まりで渡すことが多いものです。看板やホームページとちがって、手元でじっくり見られます。

名刺は、医院の名前と連絡先を確かに

名刺では、医院の名前、先生の名前、診療科、住所、電話番号が基本です。小さな字が多くなるので、細すぎる書体は避け、薄すぎる色も使わないようにします。年配の方に渡すことも考えると、読みやすさを先に考えておくと安心です。

名刺の作り方は「滋賀で名刺デザインを頼む」でくわしく書いています。

看板・ホームページ・名刺・掲示をそろえる

看板で見た色とロゴが、ホームページでも、院内の掲示でも、名刺でも同じだと、「あの看板の医院だ」とつながります。受付の案内、待合室の掲示、診療の流れを説明するポスターまで、同じ言い方と色でそろえると、患者さんは院内でも迷いにくくなります。

クリニックのロゴを院内の掲示とポスターまで広げたデザイン
制作例(見本):クリニックのロゴを、院内の掲示とポスターまで広げたところ。

掲載する内容は、先生と確かめながら進める

医療機関の看板やホームページには、載せてよい内容について詳しい決まりがあります。そのため、それナル?では、掲載する内容は先生と確認しながら進めます。

文章の中身は、先生が決める

診療の内容の説明、先生の経歴、院内の設備。こうした文章は、先生がいちばんよくご存じのことです。下書きをいただければ、読みやすい長さと順番に整えます。文章をゼロから書く作業は別料金(1ページ10,000円〜)になるので、下書きをご用意いただくと費用を抑えられます。

デザインの側でできるのは、決まった内容を、読みやすい順番と大きさで組むことです。どんな言葉で何を載せるかは、先生と一緒に確かめます。気になる言い回しがあれば、作る途中で必ずお聞きします。

ポイント看板やホームページに載せる内容には、医療の広告についての詳しい決まりがあります。掲載内容は先生と確認しながら進めます。迷う表現は、作る前に相談してください。

滋賀のクリニックのデザインの費用と流れ

それナル?では、料金を先に全部出しています。看板は、現場の写真への合成をつけてお見せするので、立てたときの見え方を確かめてから決められます。

表1 クリニックまわりの料金(税抜)
頼むもの料金メモ
野立て・壁面の看板39,800円〜現場写真への合成つき・製作費取付費は別
のぼり・置き看板19,800円〜製作費は別
小さなホームページ98,000円〜5ページまで・問い合わせフォーム込み
ロゴ49,800円〜3案から1つ・名刺デザイン込み
名刺(両面)14,800円〜いまあるロゴを使って作る
ポスター(B2・B1)39,800円〜院内の掲示など・印刷代は別

金額が上がるのは、直しが決めた回数を超えたとき(1回5,000円〜)、ページや枚数が増えたとき、急ぎのときの3つだけです。上がる前に必ずお伝えします。看板の製作・取付、印刷、サーバー・ドメイン代、撮影は含まれていません。

  1. 相談立地や診療科をLINEで一言
  2. 見積り金額と日程をお伝えする(無料)
  3. 読む順番何を先に出すかを決める
  4. デザイン看板は現場写真に合成して確認
  5. 確認掲載内容を先生と確かめる
  6. 納品データをお渡しする

図4 クリニックのデザインを頼むときの流れ

滋賀でクリニックの看板を頼むなら:それナル?(木下スタジオ)の進め方

それナル?は、滋賀の木下スタジオ(木下貴博)が運営している、小さく頼める窓口です。大津・草津・守山・栗東・彦根・長浜など滋賀県内を中心に、京都・大阪・名古屋や全国からもオンラインで受けています。

  • 窓口は1人。聞き取りから納品まで同じ人が受けます
  • 値段を先に出します。看板の製作費や印刷代など、含まれないものも先にお伝えします
  • 作ったデータはお渡しします。看板屋さんや印刷所にそのまま渡せます

看板だけ、ホームページだけでも相談できますし、紙からWebまでまとめて頼むこともできます。まとめて頼むと、言い方と色がそろいます。打ち合わせは基本オンラインで、診療の合間にも進められます。必要なときだけ伺います。返事は24時間以内です(土日祝は翌営業日)。窓口は看板のページとホームページのページにまとめています。

クリニックの看板には、何をいちばん大きく書けばいいですか?

多くの場合、診療科です。通りすがりの人は、医院の名前より先に「何科か」で自分に関係があるかを判断します。ただ、地域で名前が知られている医院では、名前を大きくしたほうがいいこともあります。誰に向けた看板かを先に決めます。

看板の製作や取り付けも頼めますか?

それナル?の料金はデザインの料金で、看板の製作費・取付費は含まれていません。デザインには現場写真への合成がつくので、立てたときの見え方を確かめてから、看板屋さんに作ってもらえます。データはお渡しします。

医療の広告の決まりには対応してもらえますか?

医療の広告には詳しい決まりがあるので、掲載する内容は先生と確認しながら進めます。気になる言い回しは、作る途中で必ずお聞きします。

診療が忙しくて打ち合わせの時間が取りにくいのですが。

打ち合わせは基本オンラインです。LINEやフォームでのやりとりでも進められます。返事は24時間以内(土日祝は翌営業日)です。必要なときだけ伺います。

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