滋賀のクリニックの看板・HP・名刺デザインの要点
滋賀でクリニックや医院を開くとき、あるいは看板やホームページを見直すとき、何を大きく書けばいいのか、何から決めればいいのか迷う先生は多いと思います。クリニックのデザインは、ふつうのお店とは少しちがう気のつけ方があります。この記事では、看板・ホームページ・名刺のそれぞれで、読む順番、診療科の出し方、道案内、スマホからの電話までを順にお伝えします。
クリニックのデザインは「困っている人」が読む
クリニックの看板やホームページを見る人は、多くの場合、体の具合が悪いか、家族のことで困っています。のんびり眺めて楽しむのではなく、「ここで診てもらえるか」「どこにあるか」「今日やっているか」を、すぐに知りたいと思って見ています。
そのため、クリニックのデザインでいちばん大事なのは、おしゃれさよりも、迷わせないことです。必要なことが、必要な順番で、すぐ目に入る。これが先にあって、そのうえで医院らしい落ち着きや、やわらかさを足していきます。
3つの場面で、知りたいことがちがう
同じクリニックでも、看板、ホームページ、名刺では、見る人の場面がちがいます。看板は、車や歩きで通りすがりに見ます。ホームページは、スマホで調べながら見ます。名刺は、取引先や紹介先の方が手元で見ます。場面ごとに、先に出すものを変えます。
看板
通りすがりに一瞬で。診療科と、ここにあることを伝える。
ホームページ
スマホで調べながら。診療時間、場所、電話をすぐ出す。
名刺
手元でじっくり。医院の名前と連絡先が確かに読める。
図1 場面ごとに、先に伝えること
読む順番を先に決める
看板でもホームページでも、デザインを始める前に、まず「読む順番」を決めます。どれを最初に目に入れて、どれを次に読んでもらうか。この順番が決まると、文字の大きさや置き場所が自然に決まります。
クリニックで読まれる順番
多くのクリニックでは、見る人が知りたい順番はおおむね次のようになります。何科か、ここはどこか、いま開いているか、どう連絡するか、医院の名前。医院の名前がいちばん後ろにあるのは、意外に思われるかもしれません。でも、初めての人にとっては、名前より先に「自分の困りごとを診てもらえるか」が知りたいのです。
すでに知られている医院は、順番が変わる
長く続いている医院で、地域の人が名前で覚えている場合は、名前を大きく出したほうがいいこともあります。大事なのは、決まった型に当てはめることではなく、誰に向けた看板かを先に決めることです。新しく開く医院なのか、名前が知られている医院の移転なのかで、順番は変わります。
滋賀のクリニックの看板は、診療科を先に
看板でいちばん大きくする文字は、多くの場合、診療科です。内科、小児科、耳鼻咽喉科、皮膚科、整形外科。通りすがりの人は、医院の名前ではなく、「何科か」で自分に関係があるかを判断します。
走っている車から読める大きさ
滋賀では車で移動する人が多く、道路沿いの野立て看板(田畑や空き地に立てる大きな看板)がよく使われます。大津から草津、守山、栗東へ続く幹線道路沿いや、彦根・長浜の郊外の道では、車の中から看板を見ることになります。
走っている車から看板が見えるのは、ほんの短い間です。その間に読めるのは、ひとかたまりの言葉と、目印くらいです。だから、看板に入れるものはしぼり、いちばん伝えたい診療科を、遠くから読める大きさにします。大きさを先に決めてから、残りの場所に何を入れるかを考える順番が、失敗しにくい進め方です。

診療科がいくつもあるとき
内科と小児科、耳鼻科と小児科のように、診療科がいくつもある医院もあります。全部を同じ大きさで並べると、どれも小さくなってしまいます。いちばん来てほしい人に向けた診療科を大きくし、ほかは少し小さく添える、という分け方を考えます。
小児科がある医院なら、看板を見るのは子どもを連れた親です。「こどもも診てもらえる」ことが、遠くからでも分かるようにします。

道案内を入れる
野立て看板は、医院から少し離れた場所に立てることが多いです。そのため、「ここから先、どう行けばいいか」を一言で入れます。「この先〇〇m左」「次の信号を右」のような短い案内と、向きを示す矢印。地図をそのまま入れると、走っている車からは読めません。
看板の考え方そのものは「道路沿いの看板のデザイン」でくわしく書いています。
読まれにくい看板
- 医院の名前だけが大きく、何科か分からない
- 診療時間の表まで全部入れて字が小さい
- 地図を入れて、車から読めない
- 色が多く、どこを見ればいいか迷う
読まれやすい看板
- 診療科がいちばん遠くから読める
- 入れるものをしぼっている
- 矢印と短い言葉で道を案内する
- 色は少なく、文字と地の差がはっきり
図3 看板で気をつけたいこと
ホームページは、スマホからすぐ電話できる形に
クリニックのホームページを見る人の多くは、スマホで見ています。熱が出た子どもを横にして、仕事の合間に、病院の待合室で。ゆっくりパソコンの前に座っているとは限りません。
開いてすぐに出すもの
ホームページを開いたとき、画面のいちばん上で分かるようにしたいのは、次のようなことです。
クリニックのホームページで、開いてすぐ見せたいもの
- 診療科
- 今日の診療時間と休診日
- 押せばそのままかけられる電話番号
- 場所と地図、駐車場の有無
- 予約が必要かどうか、予約の方法
- 休診のお知らせ(あるとき)
電話番号は「押せる」ように
スマホで見ている人は、電話番号を見たら、そのまま押してかけたいはずです。番号を画像の中に書いてしまうと、押してもかけられません。電話番号は押せる形にして、画面の下にいつも見えるボタンとして置く方法もあります。
予約をWebで受けている医院なら、電話とWeb予約のどちらを先に使ってほしいかを決めて、そちらを目立たせます。ボタンが並んでいると、見る人は迷います。
休診のお知らせは、すぐ目に入る場所に
臨時の休診や、年末年始・お盆の休みは、来ようとしている人にとっていちばん大事な情報です。お知らせの一覧の奥にしまわず、トップページの上のほうに短く出すと、来てから閉まっていた、ということを減らせます。終わったお知らせは、早めに下げておきます。古いお知らせが残っていると、いまの情報がどれか分かりにくくなるからです。
更新を自分でするか、頼むかも、作る前に決めておくと安心です。それナル?では、公開後の更新を月5,000円(税抜・月1回まで)で受けています。使わない月は請求しません。
道案内と駐車場
滋賀のクリニックでは、車で来る人が多いので、駐車場の場所と台数の書き方が大事です。地図に加えて、近くの目印や、入口が分かる写真があると、初めての人も迷いにくくなります。地図で見つけてもらうための整え方は「Googleマップで見つけてもらう基本」にまとめています。
名刺と院内の掲示も、同じ言い方と色で
クリニックの名刺は、先生や事務長が、紹介先の病院や取引先、地域の集まりで渡すことが多いものです。看板やホームページとちがって、手元でじっくり見られます。
名刺は、医院の名前と連絡先を確かに
名刺では、医院の名前、先生の名前、診療科、住所、電話番号が基本です。小さな字が多くなるので、細すぎる書体は避け、薄すぎる色も使わないようにします。年配の方に渡すことも考えると、読みやすさを先に考えておくと安心です。
名刺の作り方は「滋賀で名刺デザインを頼む」でくわしく書いています。
看板・ホームページ・名刺・掲示をそろえる
看板で見た色とロゴが、ホームページでも、院内の掲示でも、名刺でも同じだと、「あの看板の医院だ」とつながります。受付の案内、待合室の掲示、診療の流れを説明するポスターまで、同じ言い方と色でそろえると、患者さんは院内でも迷いにくくなります。

掲載する内容は、先生と確かめながら進める
医療機関の看板やホームページには、載せてよい内容について詳しい決まりがあります。そのため、それナル?では、掲載する内容は先生と確認しながら進めます。
文章の中身は、先生が決める
診療の内容の説明、先生の経歴、院内の設備。こうした文章は、先生がいちばんよくご存じのことです。下書きをいただければ、読みやすい長さと順番に整えます。文章をゼロから書く作業は別料金(1ページ10,000円〜)になるので、下書きをご用意いただくと費用を抑えられます。
デザインの側でできるのは、決まった内容を、読みやすい順番と大きさで組むことです。どんな言葉で何を載せるかは、先生と一緒に確かめます。気になる言い回しがあれば、作る途中で必ずお聞きします。
滋賀のクリニックのデザインの費用と流れ
それナル?では、料金を先に全部出しています。看板は、現場の写真への合成をつけてお見せするので、立てたときの見え方を確かめてから決められます。
| 頼むもの | 料金 | メモ |
|---|---|---|
| 野立て・壁面の看板 | 39,800円〜 | 現場写真への合成つき・製作費取付費は別 |
| のぼり・置き看板 | 19,800円〜 | 製作費は別 |
| 小さなホームページ | 98,000円〜 | 5ページまで・問い合わせフォーム込み |
| ロゴ | 49,800円〜 | 3案から1つ・名刺デザイン込み |
| 名刺(両面) | 14,800円〜 | いまあるロゴを使って作る |
| ポスター(B2・B1) | 39,800円〜 | 院内の掲示など・印刷代は別 |
金額が上がるのは、直しが決めた回数を超えたとき(1回5,000円〜)、ページや枚数が増えたとき、急ぎのときの3つだけです。上がる前に必ずお伝えします。看板の製作・取付、印刷、サーバー・ドメイン代、撮影は含まれていません。
- 相談立地や診療科をLINEで一言
- 見積り金額と日程をお伝えする(無料)
- 読む順番何を先に出すかを決める
- デザイン看板は現場写真に合成して確認
- 確認掲載内容を先生と確かめる
- 納品データをお渡しする
図4 クリニックのデザインを頼むときの流れ
滋賀でクリニックの看板を頼むなら:それナル?(木下スタジオ)の進め方
それナル?は、滋賀の木下スタジオ(木下貴博)が運営している、小さく頼める窓口です。大津・草津・守山・栗東・彦根・長浜など滋賀県内を中心に、京都・大阪・名古屋や全国からもオンラインで受けています。
- 窓口は1人。聞き取りから納品まで同じ人が受けます
- 値段を先に出します。看板の製作費や印刷代など、含まれないものも先にお伝えします
- 作ったデータはお渡しします。看板屋さんや印刷所にそのまま渡せます
看板だけ、ホームページだけでも相談できますし、紙からWebまでまとめて頼むこともできます。まとめて頼むと、言い方と色がそろいます。打ち合わせは基本オンラインで、診療の合間にも進められます。必要なときだけ伺います。返事は24時間以内です(土日祝は翌営業日)。窓口は看板のページとホームページのページにまとめています。
クリニックの看板には、何をいちばん大きく書けばいいですか?
多くの場合、診療科です。通りすがりの人は、医院の名前より先に「何科か」で自分に関係があるかを判断します。ただ、地域で名前が知られている医院では、名前を大きくしたほうがいいこともあります。誰に向けた看板かを先に決めます。
看板の製作や取り付けも頼めますか?
それナル?の料金はデザインの料金で、看板の製作費・取付費は含まれていません。デザインには現場写真への合成がつくので、立てたときの見え方を確かめてから、看板屋さんに作ってもらえます。データはお渡しします。
医療の広告の決まりには対応してもらえますか?
医療の広告には詳しい決まりがあるので、掲載する内容は先生と確認しながら進めます。気になる言い回しは、作る途中で必ずお聞きします。
診療が忙しくて打ち合わせの時間が取りにくいのですが。
打ち合わせは基本オンラインです。LINEやフォームでのやりとりでも進められます。返事は24時間以内(土日祝は翌営業日)です。必要なときだけ伺います。


