滋賀の飲食店・イベントのチラシ制作|写真1枚で決まる作り方
滋賀でお店のチラシや、マルシェ・フェスの告知を作ろうとして、写真を何枚も並べてしまう。料理も、店内も、スタッフも、全部見せたくなる。その気持ちはよく分かります。でも、飲食店やイベントのチラシは、主役の写真を1枚に決めるだけで、ぐっと伝わるようになります。この記事では、その1枚の選び方と、日付・場所・値段・店名の置き方を、順番に説明します。
飲食店・イベントのチラシは、なぜ「写真1枚」で決まるのか
チラシは、ほとんどの場合、ちらっと見られて終わります。ポストから取り出したとき。お店のレジ横で目に入ったとき。掲示板の前を通ったとき。じっくり読む人は、そう多くありません。
その一瞬で伝わるのは、文字より写真です。焼きたてのパン、湯気の立つラーメン、湖の朝の空気。写真は、言葉より先に「おいしそう」「行ってみたい」を伝えます。
ところが、写真を何枚も並べると、どれも小さくなります。小さい写真は、ちらっと見ただけでは何が写っているか分かりません。結局、どの写真も目に入らずに終わってしまいます。
だから、1枚に決めます。いちばん伝えたいものを、大きく1枚。ほかの写真は、使わないか、小さく脇に添えるだけにします。これが、飲食店やイベントのチラシのデザインでいちばん効く考え方です。
主役の写真を1枚に決める
何枚も並べると、どれも小さくなります。いちばん見せたいものを大きく1枚。
写真の使い方を選ぶ
切り抜いて白地に置くか、紙いっぱいに敷くか。見せたいものと場所で選びます。
日付・場所・値段をまとめる
行く人が知りたい情報は、1か所にまとめて置きます。探させないことが大事です。
店名は並べ方を決める
出店者が多い催しでは、一覧の形を先に決めると、読みやすく、直しも楽になります。
図1 飲食店・イベントのチラシの4つの要点
主役の写真の選び方
では、どの写真を主役にすればいいのでしょうか。迷ったときは、次の3つで考えてみてください。
1. いちばん売りたいもの、来てほしい理由
お店なら、看板の一品。パンの催しなら、いちばん目を引くパン。ラーメンの催しなら、湯気の立つ一杯。お客さんが「これを食べに行きたい」と思うものを選びます。
イベントの場合は、「その場で何が起きるか」が伝わる写真です。湖で過ごす催しなら、湖の景色そのもの。食べ物の催しなら、食べ物そのもの。人が集まる楽しさを伝えたいなら、にぎわっている様子。
2. 寄って撮った写真か
主役にする写真は、寄って撮ったもののほうが強くなります。テーブル全体を撮った写真より、お皿1つを大きく撮った写真。店内全体より、手元のアップ。遠くから撮った写真は、チラシに置くと何が写っているか分かりにくくなります。
3. 明るく、はっきり写っているか
暗い写真、ぶれた写真は、印刷するとさらに見えにくくなります。料理なら、窓ぎわの自然な光で撮ったものが、色がきれいに出やすいです。
候補が何枚かあるときは、全部送ってください。チラシの大きさに置いてみて、どれがいちばん伝わるかを一緒に選べます。

切り抜きと、全面写真の使い分け
写真の使い方には、大きく2つあります。切り抜きと全面写真です。
切り抜き:ものを主役にしたいとき
切り抜きとは、写真から食べ物や品物だけを切り取って、背景を消す使い方です。上のパンの例がそうです。クロワッサンだけを切り抜いて、白い地に大きく置いています。
切り抜きが向いているのは、こんなときです。
- パン、お菓子、お弁当など、形がはっきりしたものを見せたい
- 撮った場所の背景が、ごちゃごちゃしている
- 白い地や色の地を広く取って、文字をたくさん置きたい
背景を消すので、撮った場所を選びません。お店のカウンターで撮った写真でも使えます。ただし、ものの輪郭がはっきり写っている必要があります。湯気や、とろけたチーズのように、輪郭がぼんやりしたものは切り抜きにくいです。
全面写真:空気を伝えたいとき
全面写真とは、写真を紙いっぱいに敷く使い方です。文字は、写真の上に重ねて置きます。
全面写真が向いているのは、こんなときです。
- 湯気、光、景色など、その場の空気を伝えたい
- 湖や山、街並みなど、場所そのものが魅力
- 夜の店、屋外のフェスなど、雰囲気ごと見せたい
全面写真で大事なのは、文字を置く場所が空いているかです。空や壁、暗い背景など、写真の中に何も写っていない部分があると、そこに文字を置けます。全体にものが写っている写真だと、文字が読みにくくなります。

上のラーメンの例は、黒い地を生かして湯気を見せています。湯気は切り抜けないので、暗い背景ごと使うほうが、空気が伝わります。
日付・場所・値段の置き方
写真で「行きたい」と思ってもらえたら、次は「いつ、どこで、いくら」です。ここで迷わせると、せっかくの興味が消えてしまいます。
情報には、優先順位がある
飲食店やイベントのチラシに載せる情報は、どれも大事に見えます。でも、見る人にとっての大事さには、順番があります。目安としては、次のようになることが多いです。
すべてを同じ大きさにすると、どれも読まれなくなります。大きさに差をつけて、読む順番をつくることが大切です。
見出しは、写真に言わせないことを書く
写真を大きく置いたら、見出しは短くてかまいません。パンの写真があるのに「おいしいパンがいっぱい」と書くと、同じことを2回言うことになります。見出しには、写真だけでは分からないことを書きます。「3日間だけのパン市」「冬の夜のラーメン横丁」のように、いつ・どんな場なのかを一言で。写真が「何を」、見出しが「どんな場か」を受け持つと、少ない言葉で多くが伝わります。
見出しの候補が決まらないときは、2つか3つ送ってください。写真の上に置いてみて、ちらっと見たときにどれが目に入るかで選べます。
日付は1か所にまとめる
日付と時間は、行く人がいちばん確かめたい情報です。紙のあちこちに散らさず、1か所にまとめます。何日か続く催しなら、日付を同じ幅の枠にそろえて並べると、見比べやすくなります。上のパンの例では、3日分の日付を同じ幅の枠に入れています。
写真の上に日付を置く場合は、帯や地を敷くと読みやすくなります。ラーメンの例では、日付を赤い帯にまとめています。写真の明るいところに白い字を置くと、読めなくなるので注意します。
場所は、日付のそばに
「いつ」と「どこで」は、セットで読まれます。日付のすぐそばに場所を置きます。会場名だけでなく、「草津駅の東口から歩いてすぐ」のように、地元の人がすぐ分かる言い方を添えると親切です。駐車場があるかどうかも、滋賀のように車で来る人が多い地域では大事な情報です。
値段は、出すなら分かりやすく
値段を載せる場合は、何の値段かがすぐ分かるようにします。「入場無料」「1杯〇〇円」「〇〇円から」など、短い言い方で。メニューを全部並べたくなったら、チラシには代表の1〜3品だけを載せて、残りはお店のSNSやホームページに任せる方法もあります。
出店者や店名の並べ方
マルシェやフェスのように、たくさんのお店が出る催しでは、店名の並べ方で読みやすさが大きく変わります。
よくある形
- 店名を、届いた順にばらばらに並べる
- お店ごとにロゴの大きさや色がまちまち
- 店名の数が多く、写真が小さくなる
- あとから出店者が増えて、全体を組み直す
こうすると伝わる
- パン・飲み物・雑貨など、種類ごとに分ける
- 店名は同じ書体・同じ大きさの文字でそろえる
- 一覧は紙の下や裏面にまとめ、写真の場所を守る
- 枠を先に決めて、増えても入るようにしておく
図3 出店者の並べ方をくらべる
ロゴは並べず、文字でそろえる
出店者のロゴを全部並べると、色も形もばらばらになります。見た目がにぎやかになりすぎて、主役の写真が負けてしまいます。店名は、同じ書体、同じ大きさの文字でそろえるのがおすすめです。そのほうが、1つ1つの店名が読みやすくなります。
裏面に任せる
出店者が多い場合は、両面のチラシにして、表は写真と日付、裏は出店者の一覧、と分ける方法もあります。表で「行きたい」と思ってもらい、裏で「どんな店が来るか」を読んでもらう。役割を分けると、どちらも読みやすくなります。
締め切りを決めておく
出店者の名前は、ぎりぎりまで決まらないことが多いものです。店名の受付に締め切りを決めておくと、チラシの直しが少なくてすみます。どうしても後から増える場合は、一覧の枠を少し余らせておくか、「ほか出店予定」と書いておく方法もあります。
スマホで撮った写真でも使えるか
よく聞かれることです。答えは、多くの場合、使えます。最近のスマホで撮った写真なら、A4のチラシにはきれいに刷れることが多いです。
ただし、いくつか気をつけたいことがあります。
スマホの写真を送る前に
- ズームせずに、近づいて撮っているか(ズームすると粗くなりやすい)
- 明るい場所で撮っているか(窓ぎわの自然な光がおすすめ)
- ぶれていないか(拡大して確かめる)
- LINEで送るなら「オリジナル画質」を選んでいるか
- 文字を置く余白を考えて、少し引いた写真もあるか
LINEで写真を送ると、ふつうは小さく縮められます。そのまま印刷すると、ぼやけて見えることがあります。送るときに「オリジナル画質」を選ぶか、メールやファイル共有のサービスで送ってください。
また、同じものを、寄りと引きの両方で撮っておくと助かります。寄りの写真は切り抜きに、引きの写真は文字を置く余白のある全面写真に使えます。どちらが合うかは、組んでみて決められます。
写真が足りない、撮り直したほうがいい、という場合は、そのことも正直にお伝えします。撮影は料金に含まれていませんが、どんな写真を撮ればいいかの相談にはのります。

上の湖の例は、空の広い写真を選んで、その空いているところに言葉を置いています。滋賀の催しでは、大津の湖岸や高島の浜のように、湖や山の景色そのものが、いちばんの主役になることがあります。
滋賀でチラシを頼む費用(それナル?の料金)
それナル?では、飲食店やイベントのチラシのデザインを、次の料金でお受けしています(税抜)。
- チラシ 片面A4:19,800円〜
- チラシ 両面A4:29,800円〜
- ポスター(B2・B1):39,800円〜
- バナー・SNS画像:5,000円〜/枚
- のぼり・置き看板:19,800円〜
印刷代と撮影は含まれていません。急ぎの場合は、3日以内で+30%です(最短1日・文章と写真がそろっている場合)。
催しのときは、チラシのほかに、ポスターやSNSの画像、のぼりまで必要になることが多いです。同じ人が作ると、言い方と色がそろいます。チラシで決めた主役の写真を、ポスターにもSNSにも使えます。SNSの画像の組み方はSNS画像・バナーの記事、会場の入口に立てるものはのぼり・置き看板の記事にまとめています。
滋賀でチラシを頼むなら:それナル?(木下スタジオ)の進め方
それナル?は、木下スタジオ(滋賀・木下貴博)の小さい入口です。県内のお店や催しのチラシを、オンラインの打ち合わせで進めます。写真を見たり、会場を見たりする必要があるときだけ伺います。
- 相談LINEで写真と日付を送る
- 見積り金額と日程を先に(無料)
- 主役を選ぶ写真の候補から1枚
- 組む・直す決めた回数まで
- 納品印刷所に出せるデータ
図4 チラシを頼んでから受け取るまでの流れ
- 窓口は1人:聞き取りから納品まで同じ人が担当し、渡すものには必ず目を通してからお渡しします。
- 値段を先に出す:含まれないもの(印刷代・撮影)まで、はじめに伝えます。
- 作ったデータは渡す:毎年ある催しなら、次の年は日付と出店者を変えるだけで使えることもあります。
返事は24時間以内です(土日祝は翌営業日)。受付は毎月3社までです。催しの日が決まったら、早めにご相談ください。くわしくはチラシ・ポスターのページ、料金は料金のページをご覧ください。急ぎのときは最短1日で作るための記事、会場に貼るポスターの文字の大きさはポスターの記事も参考になります。
写真は何枚くらい送ればいいですか?
主役にする写真は1枚ですが、候補は何枚か送っていただくほうが選びやすくなります。同じものを寄りと引きで撮ったものがあると、切り抜きと全面写真の両方を試せます。
スマホで撮った写真でも大丈夫ですか?
多くの場合、A4のチラシには使えます。明るい場所で、ズームせずに近づいて撮ったものがおすすめです。LINEで送る場合は「オリジナル画質」を選んでください。使えるかどうかは、写真を見て先にお伝えします。
出店者がまだ決まっていなくても頼めますか?
頼めます。写真・日付・場所など、先に決まっているところから組み始めます。出店者の一覧は枠を先に決めておき、決まったところで入れます。店名の受付の締め切りを決めておくと、直しが少なくてすみます。
チラシとSNSの画像を一緒に頼めますか?
頼めます。チラシのほかに、SNS画像(5,000円〜/枚)、ポスター、のぼりなども同じ窓口で作れます。同じ人が作るので、言い方と色がそろいます。


