それナル?はなぜ安い?手を抜かずに値段を下げる仕組み(滋賀)
「滋賀でデザインを頼もうと料金表を見たら、思ったより安い。でも、安いと手を抜かれるのでは」。はじめてデザインを頼む方から、よく聞く不安です。この記事では、それナル?の値段がなぜこの金額なのか、その仕組みを1つずつ説明します。安さの理由は手を抜くことではなく、先に決めてあることにあります。
「安い」と聞いて不安になるのは自然なこと
デザインの値段は、外から見て分かりにくいものです。チラシ1枚でも、頼む先によって金額が大きく違います。だから、料金表に低めの数字が並んでいると「何か省いているのでは」「あとで追加の請求が来るのでは」と心配になります。その心配は、もっともです。
値段を見るときに大事なのは、金額の大小よりもその金額に何が入っていて、何が入っていないかです。中身が分からないまま安いと、不安になります。中身が分かっていれば、安くても納得して頼めます。
それナル?は、滋賀の木下スタジオ(木下貴博)が運営している、会社やお店の困りごとの窓口です。この記事では、値段を抑えられている理由を5つに分けて書きます。どれも「手を抜く」ではなく「先に決めておく」ことです。
やることを決めてある
作るものごとに、含まれる中身と回数を先に決めています。
毎月3社まで
受ける数を絞って、1件ずつ手を入れられるようにしています。
窓口は1人
聞き取りから納品まで同じ人。伝え直しの手間がありません。
値段を先に全部出す
含まれないものと、上がる条件まで先にお伝えします。
図1 それナル?の値段を支えている決まり(5つ目の「データは渡す」は後で説明します)
安い仕組み1:滋賀のホームページやチラシも「やること」を先に決めてある
デザインの費用が膨らみやすいのは、作り始めてから中身が決まっていくときです。打ち合わせのたびに範囲が広がり、直しが続き、いつ終わるか分からない。こうなると、作る側も時間を読めないので、はじめから多めに見積もるしかありません。
それナル?では、作るものごとに何をするか・何回直すかを先に決めています。たとえばホームページ1ページなら、次のように2つの頼み方を用意しています。
| 19,800円〜 | 49,800円 | |
|---|---|---|
| 文章と写真 | お持ちいただく形 | 文章の整理も手伝う |
| 打ち合わせ | ― | 1回 |
| 修正 | なし | 2回まで |
| スマホ対応 | あり | あり |
| 向いている方 | 載せる内容がもう決まっている | 何を載せるか一緒に考えたい |
19,800円〜の頼み方は、文章と写真がそろっていて、修正なしで進められる方のための形です。中身を決める時間がかからない分、値段を下げられます。反対に、相談しながら作りたい方には、打ち合わせと修正の回数を決めたうえで49,800円の形があります。どちらも「どこまでやるか」が先に決まっているので、作る側は時間を読めます。時間を読めるから、余分に見積もる必要がありません。
中身があとから決まる頼み方
- 打ち合わせのたびに範囲が広がる
- 直しの回数が決まっていない
- 作る側は時間が読めず、多めに見積もる
- 頼む側は最後の金額が分からない
やることを先に決める頼み方
- 含まれる中身が料金表に書いてある
- 直しの回数が先に決まっている
- 作る側は時間が読めるので、値段を下げられる
- 頼む側は最初に総額が見える
図2 中身があとから決まる頼み方と、先に決める頼み方
チラシやロゴも同じです。チラシは片面A4が19,800円〜、両面が29,800円〜。ロゴは49,800円〜で、3案から1つを選び、名刺デザインまで含みます。「3案」「名刺込み」と中身が決まっているから、この金額で受けられます。料金の全体は料金のページにまとめています。
毎月3社まで・窓口が1人:手を抜かないための決まり
値段を下げるいちばん簡単な方法は、たくさん受けて1件にかける手間を減らすことです。それナル?は、その逆をしています。受付は毎月3社までです。1件ずつ手を入れるために、数を絞っています。
数を絞ると、1件ごとに考える時間が取れます。チラシ1枚でも、誰が手に取るのか、どこに置かれるのかを考えてから作れます。安い値段で多くを受けると、どうしても同じ型の当てはめになりがちです。それを避けるための上限です。
窓口が1人だと、伝言が要らない
もう1つの決まりが、窓口は1人ということです。聞き取りから、作る、直す、納品するまで、同じ人が担当します。
頼む先によっては、話を聞く人と作る人が分かれていることがあります。それぞれに良さがありますが、間に人が入ると、聞いたことを別の人へ伝え直す手間がかかります。伝え直すうちに、細かいニュアンスが抜けることもあります。窓口が1人なら、聞いた人がそのまま作るので、伝え直しの手間がありません。その分、話が早く進みます。
- 相談LINE・フォーム・電話で一言
- 返事24時間以内(土日祝は翌営業日)
- 見積り無料。金額と日程を先に
- 打ち合わせ基本オンライン。必要なときだけ伺う
- 制作・直し決めた回数の中で
- 納品作ったデータもお渡し
図3 相談から納品まで。どの段も同じ人が担当します
渡すものには、必ず目を通します。窓口が1人ということは、最後に見る人も同じということです。どこかで見落としが出ても、誰の担当か分からなくなることがありません。
値段を先に全部出す:含まれないもの・上がる条件まで
「安いと思って頼んだら、最後に高くなった」。これがいちばん避けたい形です。それナル?では、料金表に含まれないものと値段が上がる条件まで書いています。
料金に含まれないもの(先にお伝えしています)
- サーバー・ドメイン代(年1,500〜15,000円ほど・ご本人名義)
- 印刷代
- 撮影
- 文章をゼロから書く(1ページ10,000円〜)
- 看板の製作費・取付費
図4 料金に含まれないもの
値段が上がるのは、次の3つだけです。
- 直しが、決めた回数を超えたとき(1回5,000円〜)
- ページや枚数が増えたとき
- 急ぎのとき(チラシ等は3日以内で+30%、社内資料の当日・翌日は+50%)
この3つ以外で金額が変わることはありません。上がりそうなときは、作業に入る前にお伝えします。先に全部出しておくと、頼む側は予算の中で何をするかを自分で選べます。作る側も、あとから金額の説明をする手間がなくなります。どちらにとっても時間の節約になり、それが値段にも返ってきます。
お支払いも決めてあります。10万円までは納品後に一括、10万円を超えるときは、はじめに半分、納品時に残りです。銀行振込で、インボイスにも対応しています。途中でやめることになったら、そこまでの分だけをいただきます。予算ごとにどこまで頼めるかは、予算別にできることの記事でまとめました。
作ったデータは渡す:あとで困らないために
それナル?では、作ったデータはお渡しします。ロゴなら拡大しても荒れないデータ、チラシなら印刷所に入れられるデータです。
データが手元にあれば、次に看板を作るとき、別の印刷所で刷り直すとき、社内で少し文字を直すときに、そのまま使えます。「前に作ったロゴのデータがない」「毎回スキャンした画像を使っている」という困りごとは、ロゴの作り直しのご相談でもよく出てきます。最初から渡しておけば、その困りごとは起きません。
データを渡すことは、一見すると値段とは関係がなさそうです。けれど、あとで「データをもらうために追加でお金がかかる」「前の担当に連絡がつかない」ということがなければ、次に何かを作るときの費用も下がります。それナル?の値段は、1回の金額だけでなく、その先も含めて考えています。
また、要らないものは要らないと言います。たとえば、まだホームページが要らない段階なら、先にチラシや名刺から始めることをおすすめすることもあります。ホームページと自分で作る場合との比べ方は自分で作るか頼むかの記事に書いています。

本店(木下スタジオ)とそれナル?の違い
それナル?の運営元は、滋賀の木下スタジオです。本店は、アートディレクターとして大きな仕事を受けています。それナル?は、その考え方を小さく・早く頼める入口です。
| 木下スタジオ(本店) | それナル? | |
|---|---|---|
| 仕事の大きさ | アートディレクションを含む大きな仕事 | 名刺1枚・チラシ1枚・1ページから |
| 進め方 | 仕事ごとに組み立てる | やることと回数を先に決めた形で進める |
| 料金 | 仕事ごとに見積り | 料金表に全部出している |
| 考え方 | 同じ。誰が・どこで・どう受け取るかから決める | |
違うのは、仕事の大きさと進め方です。考え方は変わりません。小さな仕事でも「誰が・どこで・どう受け取るか」から決めます。それナル?で頼めば、本店と同じ人が、同じ順番で考えたものが、決まった形と値段で届きます。
また、それナル?では、作るものが決まっていなくても相談できます。「お客さんが減ってきた」「会議がまとまらない」といった困りごとから、体験設計(お客さんがどう知って、どう来て、どう帰るかの流れを考えること)や会議の進め方まで一緒に考えます。くわしくは体験設計のページにあります。
紙からWebまでまとめて頼めることも、それナル?の特徴です。チラシ・ポスター・看板・名刺、ホームページ、社内資料までを同じ人が作るので、言い方と色がそろいます。別々に頼んでそろえ直す手間も、そろえ直しの費用もかかりません。
アートディレクターの目線:値段より先に「誰が受け取るか」を決める
木下貴博は、滋賀でアートディレクションからグラフィック、文字の制作までを一人で手がけています。本業ではUX/UIの設計(体験設計)にも携わっています。文字は形の話だと思われがちですが、木下は形が決まる手前の決まりごとから組み立てます。見た目を飾る前に、なぜこの形になったかを説明できるものを作る、という順番です。値段の話も、これに近いところがあります。何を作るかが決まる前に、誰が・どこで・どう受け取るかを決めておくと、要らない作業が自然に減ります。要らない作業が減れば、値段も下がります。安くするために削るのではなく、先に決めることで余分が出ない。それナル?の値段は、この順番から来ています。
滋賀でデザインを頼むなら:それナル?(木下スタジオ)の進め方
それナル?は、木下スタジオ(滋賀・木下貴博)の小さい入口です。値段の仕組みを、最後にもう一度まとめます。
- 窓口は1人:聞き取りから納品まで、同じ人が担当します。渡すものには必ず目を通します
- 値段を先に全部出す:含まれないもの、上がる3つの条件まで先にお伝えします。見積りは無料です
- 作ったデータはお渡しする:次に看板や印刷を頼むときに、そのまま使えます
打ち合わせは基本オンラインで、必要なときだけ伺います。大津・草津・守山・彦根など滋賀県内と、京都・大阪・名古屋に対応しています。全国からオンラインでもご相談いただけます。返事は24時間以内(土日祝は翌営業日)、受付は毎月3社までです。それナル?がどんな窓口かはそれナル?についてのページに、はじめて頼むときの流れははじめてデザインを頼むときの記事にまとめています。
値段が安いのは、手を抜いているからですか?
いいえ。作るものごとに、やることと直しの回数を先に決めているからです。受付を毎月3社までにして、1件ずつ手を入れられるようにしています。
あとから値段が上がることはありますか?
上がるのは3つだけです。直しが決めた回数を超えたとき(1回5,000円〜)、ページや枚数が増えたとき、急ぎのとき(+30〜50%)です。上がりそうなときは、作業に入る前にお伝えします。
本店に頼むのと、何が違いますか?
仕事の大きさと進め方が違います。本店はアートディレクションを含む大きな仕事を、仕事ごとに組み立てます。それナル?は、同じ考え方を、決まった形と値段で小さく早く頼める入口です。
作ったデータはもらえますか?
はい、お渡しします。ロゴは拡大しても荒れないデータ、チラシは印刷所に入れられるデータです。あとで別の印刷所や看板屋さんに頼むときにも使えます。
受付が毎月3社までなのはなぜですか?
1件ずつ手を入れるためです。使いたい時期が決まっている場合は、相談の段階でお知らせください。見積りで、金額と一緒に日程もお伝えします。


