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滋賀のオンライン相談:デザイナーとの打ち合わせで話すと早いこと

2026.10.07 · 読む時間 約9分 · 木下スタジオ 木下貴博

滋賀のオンライン相談:デザイナーとの打ち合わせで話すと早いこと

「デザイナーとの打ち合わせで、何を話せばいいのか分からない」。滋賀ではじめてデザインを頼む方から、よく聞く声です。この記事では、オンラインの打ち合わせを短く、確かに進めるための話し方をまとめます。画面を見ながら話す、好きな例と嫌いな例を見せる、決める人に同席してもらう、メモは誰が取るか。この4つを押さえるだけで、打ち合わせはぐっと早くなります。

打ち合わせが長くなるのは「言葉だけで話す」から

デザインの打ち合わせが長くなるとき、多くは言葉だけで見た目の話をしています。「明るい感じで」「おしゃれすぎない感じで」「でも安っぽくはしたくない」。どれも大事な気持ちですが、言葉で伝えると、受け取る人ごとに思い浮かべるものが違います。

「明るい」と聞いて、黄色を思い浮かべる人もいれば、白の多い紙面を思い浮かべる人もいます。言葉だけで話していると、お互いに分かったつもりのまま打ち合わせが終わり、案が出てきてから「そういう意味ではなかった」となります。

言葉だけで話す打ち合わせ

  • 「明るく」「おしゃれに」で伝える
  • 思い浮かべているものが人ごとに違う
  • 分かったつもりで終わる
  • 案を見てから、ずれに気づく

画面と例で話す打ち合わせ

  • 同じ画面を見ながら話す
  • 好きな例・嫌いな例を見せる
  • 「これのこの部分」と指で差せる
  • ずれに、その場で気づける

図1 言葉だけの打ち合わせと、画面と例で話す打ち合わせ

見た目の話は、見ながらするのがいちばん早いのです。ここから、そのための4つのやり方を順に説明します。

滋賀からでもオンラインで:画面を見ながら話す

それナル?の打ち合わせは、基本オンラインです。必要なときだけ伺います。大津や草津の会社でも、長浜や高島のお店でも、移動の時間をかけずに話せます。京都・大阪・名古屋、全国からのご相談もオンラインで受けています。

オンラインの打ち合わせには、対面にはない良さがあります。同じ画面を、同じ大きさで見られることです。対面で紙を囲むと、座る位置によって見え方が変わります。オンラインで画面を共有すれば、全員が同じものを、同じ向きで見られます。

画面に出すと早いもの

打ち合わせのときに画面に出していただくと、話が早く進むものがあります。いま使っているホームページ、去年配ったチラシ、店先の写真、Googleマップのお店のページ。「いまのこれを、こう変えたい」と、実物を見ながら話せます。

手元に紙しかない場合は、スマホで写真を撮っておいていただければ十分です。真上から、明るいところで撮ると見やすくなります。写真の撮り方はスマホで写真を撮るコツの記事にまとめています。

オンラインの打ち合わせで気をつけたいこと

オンラインの打ち合わせは手軽な分、準備が少ないと話が止まりやすくなります。気をつけたいのは3つです。1つ目は、見せたいものを打ち合わせの前に手元にまとめておくこと。話の途中で写真を探し始めると、そのあいだ話が止まります。2つ目は、できればスマホではなくパソコンで入ること。画面が大きいほうが、文字の大きさや細かい色の違いまで同じように見られます。3つ目は、見せたいものを前もってLINEやフォームで送っておくこと。先に目を通しておけるので、打ち合わせの時間を「見る」ではなく「決める」に使えます。

ポイント現場を見たほうが早いとき、たとえば看板を立てる場所や、店の中のサインを考えるときは伺います。どちらがよいかは、最初の相談のときに一緒に決めます。

好きな例・嫌いな例を見せる

打ち合わせでいちばん効くのが、例を見せることです。自分の業種でなくてかまいません。街で見かけて気になったチラシ、よく行くお店のホームページ、雑誌の1ページ。スマホで撮った写真やスクリーンショットで十分です。

嫌いな例のほうが、話が早いこともある

好きな例を集めるのは楽しいのですが、意外と役に立つのが嫌いな例です。「こういうのは、うちらしくない」というものを見せていただくと、避けるべき方向がはっきりします。好きなものは人によって幅がありますが、嫌いなものは、理由まで言えることが多いからです。

表1 例を見せるときに、添えると早い一言
見せる例添える一言分かること
好きな例「この部分がいい」(色・文字・写真の使い方など)近づけたい方向
嫌いな例「これは、うちのお客さんには合わない」避けたい方向と、その理由
いまのもの「ここが困っている」変える理由と、残すもの
同業の例「ここと間違えられたくない」見分けてもらうための違い

例を見せるときは、「全部好き」ではなくどの部分が好きかを一言添えていただくと、さらに早くなります。色が好きなのか、文字の大きさが好きなのか、写真の切り取り方が好きなのか。一言あるだけで、見ているところがそろいます。

例の真似をするわけではありません。例は、言葉の代わりに気持ちを伝える道具です。見せていただいた例から、方向を読み取って、そのお店や会社に合う形を考えます。

決める人に同席してもらう

打ち合わせで話がまとまったのに、あとで社長や店主に見せたら「違う」と言われた。これも、よくある遠回りです。打ち合わせに出た人と、最後に決める人が違うと、決めたことが一度ひっくり返ります。

できれば、最後に決める人に、打ち合わせに同席してもらうのがいちばんです。最初の30分だけでもかまいません。どこに向けて作るのか、何を残したいのかを、決める人の口から聞けると、そのあとの迷いがずっと減ります。

01

決める人

最後に「これで行く」と言う人。社長・店主・院長など。最初だけでも同席を。

02

よく知っている人

お客さんと毎日話している人。現場の困りごとを知っている。

03

メモを取る人

決まったことと、持ち帰ることを書き留める人。決める人とは別の人に。

図2 打ち合わせに出てもらうと早い3人(1人が2役を兼ねてもかまいません)

オンラインなら、決める人が外出先からでも入れます。移動の時間がない分、同席してもらうハードルも下がります。どうしても同席が難しいときは、打ち合わせの前に、決める人から「これだけは」という一言を聞いておいてください。それを最初に伝えていただければ、方向がずれにくくなります。

会議そのものがまとまらない、という困りごとには、会議の進め方から一緒に考えることもできます。くわしくは会議の進め方のページにあります。

メモは誰が取るか:決まったことを1枚に

打ち合わせのあとで「あれは決まったんだっけ」となるのは、メモがないか、メモが人によって違うときです。メモを取る人を、打ち合わせの前に決めておくだけで、これはかなり防げます。

おすすめは、決める人とは別の人がメモを取ることです。決める人は、話すことと考えることに集中できます。メモを取る人は、話の中から「決まったこと」を拾うことに集中できます。

表2 打ち合わせのメモは3つに分けて書く
欄書くこと例
決まったことこの打ち合わせで決めたことA4片面のチラシにする。主に地元のお得意さん向け
持ち帰ること社内で確かめてから返すこと載せる写真を選ぶ。日付を確定する
次にいつ次のやりとりの日と、何をするか写真がそろったらLINEで送る

打ち合わせの最後の数分で、メモを取った人が「決まったこと」を読み上げると、その場で食い違いに気づけます。「それは、まだ決まっていない」という声が出たら、持ち帰ることに移せばいいのです。

メモは、そのままLINEやフォームで送っていただくと、行き違いが減ります。それナル?は窓口が1人なので、送っていただいたメモは、話を聞いた人がそのまま作るときに使います。打ち合わせを1枚にまとめる考え方は、会議を1枚にまとめる記事でもくわしく書いています。

バス会社が社内に配る方針説明の資料。1枚に図を1つだけ置いたスライド
制作例(見本):バス会社が社内に配る資料。1枚に図を1つだけ置いて、文は図の説明に徹しています。

アートディレクターの目線:見た目より先に「受け取る人」の話をする

木下貴博は、滋賀でアートディレクションからグラフィック、文字の制作までを一人で手がけ、本業ではUX/UIの設計(体験設計)にも携わっています。小さな仕事でも、名刺1枚・チラシ1枚から「誰が・どこで・どう受け取るか」を先に決めます。打ち合わせでも、この順番が近道になります。色や文字の好みは、例を見せていただければ伝わります。けれど、そのチラシを誰が、どこで、どんな気持ちで手に取るのかは、頼む方にしか分かりません。打ち合わせの時間は、見た目を言葉で説明するより、受け取る人の話に使っていただくほうが役に立ちます。また、木下は音楽を20年ほど続けてきて、個性は先に固めるものではなく、作ったあとに気づくもの、と考えています。打ち合わせで「うちらしさ」をうまく言葉にできなくても大丈夫です。

滋賀のオンライン打ち合わせの前にそろえるもの・時間の使い方

最後に、打ち合わせの前にそろえておくと早いものと、時間の使い方をまとめます。全部そろっていなくてもかまいません。あるものだけで始められます。

打ち合わせの前にそろえるもの

  • 作りたいもの(決まっていなければ、困っていることを1つ)
  • 使いたい日(催し・開店・配る日など)
  • 予算(「5万円くらい」でかまいません)
  • 好きな例と嫌いな例(スマホの写真やスクリーンショットで十分)
  • いま使っているもの(ホームページ・チラシ・名刺・店先の写真)
  • 決める人の同席、またはその人の「これだけは」の一言
  • メモを取る人

図3 打ち合わせの前にそろえるもの

予算は、先に伝えていただいたほうが話が早く進みます。予算ごとにできることは予算別の記事にまとめています。

時間の使い方は、次の順番がおすすめです。

  1. 困りごと何に困っていて、何を変えたいか
  2. 受け取る人誰が・どこで・どう受け取るか
  3. 例を見る好きな例・嫌いな例・いまのもの
  4. 決める作るもの・大きさ・日程
  5. 読み上げ決まったこと・持ち帰ること・次にいつ

図4 オンライン打ち合わせの時間の使い方

相談しながら作るホームページ1ページ(49,800円)には、打ち合わせ1回が含まれています。1回で決めきれるように、この順番で準備していただくと進めやすくなります。作るものがまだ決まっていなくても、困りごとから相談できます。はじめて頼むときの全体の流れははじめてデザインを頼むときの記事にあります。

滋賀でデザインの相談をするなら:それナル?(木下スタジオ)の進め方

それナル?は、木下スタジオ(滋賀・木下貴博)の小さい入口です。打ち合わせからの流れを、最後にまとめます。

  • 窓口は1人:打ち合わせで話を聞いた人が、そのまま作り、納品まで担当します。伝え直しがありません
  • 値段を先に全部出す:見積りは無料で、含まれないものと上がる3つの条件まで先にお伝えします
  • 作ったデータはお渡しする:次に別のものを作るときにも、そのまま使えます

打ち合わせは基本オンラインで、必要なときだけ伺います。大津・草津・長浜・高島など滋賀県内と、京都・大阪・名古屋に対応しています。返事は24時間以内(土日祝は翌営業日)、受付は毎月3社までです。頼んだあとによくあるつまずきは後悔しないための記事にまとめました。相談はお問い合わせのページ、またはLINEから一言どうぞ。

打ち合わせは対面でもできますか?

基本はオンラインです。看板を立てる場所を見るときなど、現場を見たほうが早いときは伺います。どちらがよいかは、最初の相談のときに一緒に決めます。

好きな例が、同じ業種のものでなくてもいいですか?

かまいません。街で見かけたチラシや、よく行くお店のホームページでも十分です。どの部分が好きかを一言添えていただくと、さらに早く伝わります。

社長が打ち合わせに出られない場合は?

最初の30分だけでも同席していただくのがおすすめです。難しいときは、打ち合わせの前に「これだけは」という一言を聞いておいて、最初に伝えてください。

何も決まっていなくても、打ち合わせできますか?

できます。作るものが決まっていなくても、困っていることを1つ話していただければ、そこから一緒に考えます。見積りは無料です。

打ち合わせのメモは、誰が取ればいいですか?

決める人とは別の方がおすすめです。「決まったこと」「持ち帰ること」「次にいつ」の3つに分けて書き、最後に読み上げると食い違いに気づけます。メモはLINEやフォームで送っていただくと、行き違いが減ります。

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