滋賀のIT・Web会社のデザイン|難しいサービスを伝える
「うちのサービスは説明が難しくて、ホームページを見ても何をしてくれる会社か分からないと言われる」。滋賀のIT・Web会社やシステム会社で、よく聞く悩みです。この記事では、難しいサービスを、はじめての相手に伝わる形にするためのデザインの考え方を説明します。言葉を並べる順番、図の使い方、ホームページとサービス資料の分け方、そして頼むときの料金と進め方まで、順番に見ていきます。
滋賀のIT・Web会社のサービスが伝わりにくい理由
滋賀には、草津・大津・守山のあたりを中心に、システム開発、業務の仕組みづくり、パソコンやネットワークの保守、Web制作などを手がける会社があります。お客さんは地元の中小企業や医療・福祉の事業所、自治体など、ITの専門家ではない人が多いはずです。
ところが、IT・Web会社のホームページや資料は、作っている人にとっての言葉で書かれていることがよくあります。
- トップに「DXを推進するソリューション」のような、意味の広い言葉が大きく置かれている
- サービスの説明が、機能の一覧から始まっている
- 画面のスクリーンショットや仕組みの図が多く、何が変わるのかが見えない
- カタカナや英語の略語が、言い換えなしで続いている
作っている側にとっては、どれも正確な説明です。でも、読む人が知りたいのは「それを使うと、自分の困りごとがどうなるか」です。機能から説明を始めると、その答えにたどり着く前に読むのをやめてしまいます。
よくある形
- トップに意味の広い言葉が1つ
- 機能の一覧から説明が始まる
- 専門用語と略語がそのまま並ぶ
- 画面の写真が多く、変化が見えない
こうすると伝わる
- トップで「誰の、どんな困りごとを」を1行で
- 困りごと → 変わったあと → 仕組み の順
- 専門用語は使ったらすぐ言い換える
- 前と後をくらべる図を1つ置く
図1 IT・Web会社のサービス説明で、よくある形と伝わる形
説明は「困りごと → 変わったあと → 仕組み」の順で
難しいサービスを伝えるとき、いちばん効くのは説明する順番を変えることです。仕組みや機能は、最後に置きます。最初に置くのは、相手がいま困っていることです。
- 困りごと相手がいま困っていること
- 変わったあと使うと何が楽になるか
- 仕組みなぜそうなるのか
- 進め方導入までの流れと期間
- 次の一歩相談・デモ・資料請求
図2 難しいサービスを説明する順番
困りごとは、相手の言葉で書く
最初の「困りごと」は、相手が実際に口にする言葉で書きます。「業務効率化」ではなく、「毎月の請求書づくりで、担当者が夜まで残っている」。「セキュリティ対策」ではなく、「パソコンが急に動かなくなったとき、誰に聞けばいいか分からない」。読んだ人が「それ、うちのことだ」と思える言葉が、いちばん強い入口になります。
この言葉は、営業の場で実際にお客さんから聞いた話から拾うのがいちばんです。社内で「よく聞く相談」を書き出してもらえれば、その中から入口に置く言葉を一緒に選びます。

専門用語は、使ったらすぐ言い換える
専門用語を全部なくす必要はありません。ただ、使ったらすぐ、短く言い換えます。「クラウド(ネットの向こうにデータを置く仕組み)」「API(ほかのシステムとつなぐ口)」のように、かっこで添えるだけでも読みやすさが変わります。社内で当たり前に使っている略語ほど、外の人には通じていないことが多いです。
図は1枚に1つ:仕組みより「前と後」を見せる
IT・Web会社の資料には、仕組みの図がよく出てきます。サーバーとパソコンと矢印がたくさん描かれた図です。作った人には分かりやすい図でも、はじめての人には「難しそう」という印象だけが残ることがあります。
はじめての相手に見せる図は、仕組みの図より「前と後」の図がおすすめです。導入する前の一日と、導入したあとの一日を、左右に並べて見せる。何が減って、何が楽になるのかが一目で分かります。仕組みの図は、そのあと、興味を持ってくれた人に見せれば十分です。
前と後の図
導入の前と後を左右に並べる。はじめての人に、最初に見せる。
流れの図
相談から導入、使い始めまでの手順。「大変そう」の不安を減らす。
仕組みの図
システムのつながり。担当者や詳しい人に、あとで見せる。
図3 IT・Web会社の資料で使う図の種類と、見せる順番
図は、1枚の画面や1ページに1つまでにします。図が2つ並ぶと、どちらを先に見ればいいか迷わせてしまいます。文は図の説明に徹して、図の中に書いてあることを本文でくり返さないようにします。

スライドを読みやすくするこつは、資料を読みやすくする記事にもまとめています。
ホームページとサービス資料で、役目を分ける
IT・Web会社の営業では、ホームページを見てもらい、そのあとサービス資料(PDFやスライド)を送ったり、打ち合わせで画面に映したりする流れが多いと思います。この2つは、役目を分けて作ると、どちらも短く済みます。
| ホームページ | サービス資料 | |
|---|---|---|
| 見る人 | はじめての人・検索で来た人 | 興味を持った人・社内で検討する人 |
| 役目 | 「自分に関係ある」と思ってもらう | 社内で説明しやすくする |
| 中身 | 困りごと・変わったあと・相談の入口 | 仕組み・導入の流れ・費用の考え方・体制 |
| 最後に押すもの | 相談する・資料をもらう | デモを見る・見積りを頼む |
とくに中小企業向けのサービスでは、話を聞いた担当者が、社長や上の人に説明して決めてもらうことがよくあります。サービス資料は、担当者がそのまま社内で見せられる形にしておくと、検討が進みやすくなります。1枚目に困りごとと変わったあと、最後に費用の考え方と進め方。この形があると、担当者が説明の言葉に迷いません。
費用と進め方は、ぼかさずに書く
IT・Web会社のサービスは、費用が分かりにくいと思われがちです。「お見積りはお問い合わせください」だけだと、検討している担当者は社内で説明ができず、話が止まってしまいます。金額をすべて書けない場合でも、「何で金額が変わるのか」「最初にかかるものと、毎月かかるもの」「導入までにお客さん側でやること」は書けるはずです。ここがはっきりしていると、担当者が上の人に説明しやすくなり、検討が先に進みます。
展示会やセミナーで配る紙も、同じ順番で
滋賀の商工会議所や地域の勉強会、展示会でサービスを紹介する機会もあると思います。そこで配るチラシも、困りごと、変わったあと、相談の入口、の順で組みます。会場では立ち止まって読む時間が短いので、困りごとのチェックリストを最初に置き、当てはまった人が連絡先を見つけられる形にしておくと、あとからの問い合わせにつながりやすくなります。展示会の準備は展示会ブースの記事にまとめています。
ホームページで問い合わせにつなげる組み方は、問い合わせが来るホームページの記事で説明しています。会社紹介の文章の整え方は会社紹介の文章の記事もあわせてどうぞ。
デザインの前に「体験」を決める
難しいサービスを伝えるときは、見た目を整える前に、相手がどんな順番で知って、どこで迷って、どこで決めるかを考えておくと、作るものがはっきりします。これを体験設計と呼びます。ホームページを見て、資料をもらって、打ち合わせをして、導入する。その流れのどこで止まっているかが分かれば、直すべき場所も分かります。
作り直す前に確かめたいこと
- 問い合わせをくれた人は、どこでサービスを知ったか
- 打ち合わせで、毎回同じ説明をしていることはないか
- お客さんからよく聞かれる質問は何か
- 検討したのに決まらなかったとき、何が理由だったか
- 導入したお客さんが、最初に喜んだことは何か
図4 IT・Web会社が作り直す前に確かめたいこと
それナル?では、作るものが決まっていない段階でも相談を受けています。「ホームページを直すべきか、資料を作るべきか分からない」というところから、一緒に順番を整理します。この相談の窓口が体験設計・相談のページです。
滋賀のIT・Web会社のデザインの料金の目安
それナル?では、料金を先に全部出しています。IT・Web会社でよく頼まれるものを、表にまとめました(税抜)。
| 頼むもの | 料金 | 中身 |
|---|---|---|
| ホームページ1ページ(相談しながら) | 49,800円 | 打ち合わせ1回・修正2回まで・文章の整理も手伝う |
| 小さなホームページ(5ページまで) | 98,000円〜 | 問い合わせフォーム込み |
| サービス資料・営業資料 | 1時間5,000円 | 延長30分2,500円 |
| 資料の型(テンプレート) | 29,800円〜 | 社内で使い回せる形 |
| チラシ(A4) | 片面19,800円〜/両面29,800円〜 | 展示会やセミナーで配る |
| 体験設計・UXの相談 | 1時間5,000円〜 | 何から作るかの整理 |
体験設計の相談は、作るものを決める前の整理に使っていただく形です。1時間ほど話を聞いて、ホームページ・資料・チラシのどこから手をつけるかを一緒に決めます。その場で決まった順番は、そのまま制作の見積りにつなげられます。
まずサービスの説明の順番を決めて、それをホームページ1ページとサービス資料の両方に使う形が、無理なく始めやすいです。サービスが複数ある会社は、5ページまでの小さなホームページで、サービスごとに入口を分けることもできます。
サーバー・ドメイン代(年1,500〜15,000円ほど・ご本人名義)、印刷代、撮影は含まれていません。料金が上がるのは、直しが決めた回数を超えたとき(1回5,000円〜)、ページや枚数が増えたとき、急ぎのとき(+30〜50%)の3つだけです。全体の料金は料金のページにまとめています。
滋賀でIT・Web会社のデザインを頼むなら:それナル?(木下スタジオ)の進め方
それナル?は、木下スタジオ(滋賀・木下貴博)が運営する、小さく早く頼める入口です。IT・Web会社のホームページや資料は、次のように進めます。
- 窓口は1人:聞き取りから納品まで、同じ人が担当します。サービスの中身を聞いた人が、そのまま説明の順番と画面を組みます
- 値段を先に出す:含まれないものまで、見積りの段階でお伝えします。見積りは無料です
- 作ったデータはお渡しする:資料の型やホームページの素材を、社内で更新し続けられます
打ち合わせは基本オンラインです。画面を共有しながらサービスを見せていただくと、話が早く進みます。対応エリアは大津・草津・守山・栗東・野洲など滋賀県内と、京都・大阪・名古屋、全国オンラインも可能です。返事は24時間以内(土日祝は翌営業日)、受付は毎月3社までです。相談の窓口は体験設計・相談のページ、資料づくりは社内資料のページ、ホームページはホームページのページにあります。
自社でWebを作れるのに、デザインを外に頼む意味はありますか?
作る力があっても、自社のサービスを外の人の目で説明し直すのは難しいことが多いです。説明の順番と見せ方だけを外で決めて、実装は社内で進める、という頼み方もできます。作ったデータはお渡しします。
サービスの中身を、どこまで説明すればいいですか?
お客さんからよく聞かれる質問と、導入して喜ばれたことを教えていただければ十分です。そこから入口に置く困りごとと、変わったあとの姿を一緒に選びます。社外に出せない情報は、出さない形で組みます。
ホームページと資料、どちらを先に作るべきですか?
問い合わせが少ないならホームページ、打ち合わせで決まらないなら資料から、が目安です。どちらか分からない段階でも相談できます。
打ち合わせはオンラインだけですか?
基本はオンラインです。必要なときは伺います。滋賀県内のほか、京都・大阪・名古屋にも対応しています。


