滋賀のカフェのデザイン|看板・メニュー・SNSをそろえる
滋賀でカフェを営む方から、「看板はあの時、メニューはこの時、インスタはその都度と作ってきたら、全部ばらばらになってしまった」という相談をよく受けます。カフェのデザインは、1枚ずつの出来より、看板・メニュー・SNSが同じお店に見えることのほうが、お客さんの記憶に残ります。この記事では、外から入りやすい看板、選びやすいメニュー、SNSの画像のそろえ方、費用の目安までを順にお伝えします。
カフェのデザインは「ばらばら」から始まりやすい
カフェは、開店のときに急いでそろえるものが多いお店です。外の看板、店内のメニュー、ショップカード、インスタのアイコン。開店日に間に合わせるために、それぞれを別の人に頼んだり、自分で作ったりすることがよくあります。
開いてからも、季節のメニュー、イベントのお知らせ、臨時休業の案内と、作るものが次々に出てきます。そのたびに手元のアプリで作っていくと、色も文字もその時々でちがうものになり、気づけば看板とメニューとインスタが、別のお店のように見えてしまいます。
お客さんは、いくつもの場面でお店に出会う
カフェのお客さんは、インスタで写真を見て知る。通りがかりに看板を見て気になる。店に入ってメニューを手に取る。帰りにショップカードをもらう。そしてまたインスタで新しいメニューを見て、「また行こう」と思う。この場面のつながりが、カフェのデザインの土台です。
- 知るインスタ・地図アプリで写真を見る
- 見つける外の看板で「ここだ」と分かる
- 入る入口で中の様子と値段が分かる
- 選ぶメニューで迷わず決める
- また来るカードとSNSで思い出す
図1 カフェのお客さんがお店に出会う流れ
この流れのどこか1つだけを立派にしても、前後がつながっていなければ、お客さんの中では1つのお店になりません。開店のときにそろえるものの全体は「お店を開くときにそろえるデザイン」にまとめています。
滋賀のカフェの看板は、入る前の不安を消す
カフェの看板の役目は、お店の名前を知らせることだけではありません。はじめての人が「入っても大丈夫かな」と思う、その不安を外から消すことです。

外から分かってほしい3つのこと
はじめての人が入口の前で気にするのは、だいたい「何のお店か」「いま開いているか」「いくらくらいか」の3つです。店名だけの看板はおしゃれに見えますが、カフェなのか雑貨屋なのか分からないと、通りがかりの人は入りません。
大きな看板には店名とロゴ、「珈琲」「ランチ」のような一言を。入口の置き看板には、営業時間と、おすすめの1品と値段を。この2段に分けると、遠くから見る人と、入口の前まで来た人の両方に答えられます。
何のお店か
店名だけでなく「珈琲」「焼菓子」など一言を添える。
いま開いているか
営業時間と定休日。「営業中」の札も効く。
いくらくらいか
おすすめの1品と値段を、入口の置き看板に。
図2 カフェの入口で、外から分かってほしいこと
町並みの中で読めるか
近江八幡や彦根の古い町並み、長浜の通りのように、まわりの景色に合わせた落ち着いた看板が似合う場所もあれば、大津や草津の幹線道路沿いのように、車から一瞬で読めることが先に来る場所もあります。同じお店の看板でも、どこに立つかで、大事にすることが変わります。
それナル?では、看板のデザインに、立てる場所の写真への合成をつけてお見せします。町並みや道路と並んだときに読めるかを確かめてから決められます。景観の決まりがある地域では、看板の大きさや色に決まりがあることもあるので、立てる前に確かめておきます。置き看板とのぼりの作り方は「滋賀でのぼりを作る」に書いています。
カフェのメニューは、選ぶ時間を短くする
メニューは、お店の中でいちばん長く手に取られるデザインです。それでもお客さんがメニューを見ている時間は、思っているより短いものです。席について、店員さんが来るまでの間に決めたい。そのときに、何がおすすめで、何がいくらかがすぐに分かることが大事です。
よくある迷わせ方
迷わせてしまうメニュー
- 全部の品が同じ大きさで並んでいる
- ドリンクとフードとセットが混ざっている
- セットの中身と値段の関係が分かりにくい
- 季節の品が手書きの紙で上から貼られている
選びやすいメニュー
- お店のおすすめを1つ大きく、写真つきで
- ドリンク・フード・甘いものを分けて並べる
- セットは「何に何がつくか」を1行で
- 季節の品を入れ替える場所をはじめから作る
図3 迷わせるメニューと、選びやすいメニュー
季節の品は、入れ替える場所を決めておく
カフェは季節ごとにメニューが変わることが多いお店です。毎回メニュー全体を作り直すのは大変なので、はじめから「季節の品」の枠を決めておき、そこだけ差し替えられる形にしておくと続けやすくなります。差し替える紙も、同じ色と文字で作れるように型(テンプレート)を用意しておくと、手書きの貼り紙が増えていくのを防げます。
文字の大きさと、店内の明るさ
カフェの店内は、落ち着いた雰囲気にするために照明を少し暗めにしていることがよくあります。画面の上ではちょうどよく見えた細い文字や薄い色が、店内の明かりの下では読みにくくなることがあります。年配のお客さんが多いお店なら、なおさらです。
メニューのデータを作ったら、一度家庭のプリンターで実際の大きさに刷って、お店の席に置いて読んでみてください。値段の数字が読めるか、品名と値段の行がずれて見えないか。これだけで、直すところがはっきりします。壁に掛けるメニューや黒板は、いちばん遠い席から読めるかを確かめます。
テイクアウトのメニューは別に作る
テイクアウトや焼菓子の持ち帰りがあるお店では、店内のメニューとは別に、レジの近くや入口に置く小さなメニューがあると便利です。店内で食べる人と、持ち帰りだけの人では、知りたいことがちがうからです。持ち帰りの人には、何が持ち帰れるか、いくらか、取り置きや予約ができるか、を短く伝えます。
アレルギーや原材料について聞かれることが多い品は、店員さんに聞きやすい一言をメニューに入れておくと、お客さんもお店も助かります。どう書くかは、お店の方の判断で決めていただきます。メニューのくわしい作り方は「滋賀の飲食店のメニューデザイン」にまとめています。
カフェの写真とSNSの画像をそろえる
カフェにとって、インスタはお店の入口の1つです。ここで見た写真と、実際のお店や看板、メニューの印象がつながっていると、「写真で見たお店に来た」という気持ちになってもらえます。
写真は、同じ席・同じ光で撮る
料理やドリンクの写真は、毎回ちがう席で撮るより、窓ぎわの1つの席を「撮る席」に決めて、同じ時間帯に撮るほうが、並べたときにまとまって見えます。器やテーブルの色も、写真の印象を大きく変えます。お店の器がそのまま写ることも、お店らしさの1つです。
お店の中の写真は、お客さんがいない時間に撮っておきます。外観は、看板と入口が入る向きで、晴れた日と夕方の2つがあると、使い分けができます。スマホでの撮り方は「スマホで撮る写真のコツ」に書いています。
お知らせの画像は、型を決めて使い回す
新メニュー、臨時休業、イベント。お知らせの画像は、毎回いちから作ると色も文字もばらばらになりがちです。お店の色、文字の大きさ、写真を置く場所を決めた型を作っておくと、自分たちで中身を差し替えるだけで、いつも同じお店の画像になります。

カフェでそろえておくもの
- 店名の書き方(カタカナ・英字・ひらがなのどれか)
- お店の色(1つか2つ)とロゴ
- ひとことで言うお店の紹介
- 営業時間・定休日の書き方
- 写真を撮る席と時間帯
- お知らせの画像の型
地図アプリの情報も、同じ言葉で
カフェを探す人の多くは、地図アプリで「近くのカフェ」を見ています。ここに出るお店の写真、営業時間、定休日が、インスタや看板と食いちがっていると、せっかく来てもらっても閉まっていた、ということが起きます。臨時休業や営業時間の変更をインスタでお知らせしたら、地図アプリの情報も同じ日に直す。この習慣があるだけで、お客さんをがっかりさせることが減ります。地図アプリの見直し方は「地図検索に出るための基本」に書いています。
SNSの画像の大きさや作り方は「SNSの画像・バナーの作り方」で、イベントのチラシは「滋賀の食のイベントのチラシ」でくわしく書いています。
ショップカードとチラシで、また来てもらう
カフェのショップカードは、お会計のときに渡せる、いちばん小さな広告です。表にはロゴと店名を、裏には営業時間、定休日、住所、インスタの入口を。カードの色とロゴが看板と同じなら、財布から出てきたときに、お店の外観まで思い出してもらえます。

近くの店や施設にチラシを置かせてもらう、マルシェに出店する、といった場面では、A4やA5のチラシがあると便利です。チラシも、看板やカードと同じ色とロゴで作ると、「あのカフェのものだ」と気づいてもらえます。チラシは1枚の中で伝えることを1つにしぼると、手に取ってもらいやすくなります。
滋賀のカフェのデザインの費用
それナル?では、料金を先に全部出しています。カフェでよく頼まれるものをまとめました。メニューは料金表に無いので、内容をうかがって見積ります(無料)。大きさや枚数が近いチラシの料金が目安になります。
| 頼むもの | 料金 | メモ |
|---|---|---|
| チラシ片面A4/両面 | 19,800円〜/29,800円〜 | イベント・新メニューのお知らせなど・印刷代は別 |
| メニュー | 内容をうかがって見積り(無料) | チラシの料金が目安 |
| のぼり・置き看板 | 19,800円〜 | 製作費は別 |
| 野立て・壁面の看板 | 39,800円〜 | 現場写真への合成つき・製作費取付費は別 |
| 名刺・ショップカード | 14,800円〜 | 両面 |
| ロゴ | 49,800円〜 | 3案から1つ・名刺デザイン込み |
| バナー・SNS画像 | 5,000円〜/枚 | お知らせの型づくりも相談できます |
金額が上がるのは、直しが決めた回数を超えたとき(1回5,000円〜)、枚数が増えたとき、急ぎのときの3つだけです。上がる前に必ずお伝えします。印刷代、看板の製作費・取付費、撮影は含まれていません。チラシなどの急ぎは3日以内で+30%、文章と写真がそろっていれば最短1日で作れます。
滋賀でカフェの看板・メニューを頼むなら:それナル?(木下スタジオ)の進め方
それナル?は、滋賀の木下スタジオ(木下貴博)が運営している、小さく頼める窓口です。大津・草津・近江八幡・彦根・長浜など滋賀県内を中心に、京都・大阪・名古屋や全国からもオンラインで受けています。
- 窓口は1人。聞き取りから納品まで同じ人が受けます
- 値段を先に出します。印刷代や看板の製作費など、含まれないものも先にお伝えします
- 作ったデータはお渡しします。季節のメニューやお知らせを、あとから自分たちで差し替えられます
置き看板1つ、チラシ1枚からでも、看板・メニュー・SNSの型をまとめてでも相談できます。紙からWebまでまとめて頼むと、言い方と色がそろいます。打ち合わせは基本オンラインなので、お店の仕込みや休みの日にも進められます。必要なときだけ伺います。返事は24時間以内です(土日祝は翌営業日)。窓口はチラシ・ポスターのページ、看板のページ、ロゴ・名刺のページにまとめています。
メニューだけでも頼めますか?
頼めます。メニューは料金表に無いので、品数や大きさ、季節で入れ替えるかどうかをうかがって見積ります(無料)。大きさや枚数が近いチラシの料金が目安になります。
インスタの画像を毎回作ってもらうことはできますか?
バナー・SNS画像は1枚5,000円〜です。毎回頼むより、お店の色と文字を決めた型を作って、自分たちで差し替える形のほうが続けやすいことが多いです。公開後の更新は月5,000円(月1回まで・使わない月は請求なし)でも受けています。
看板の製作や取付も頼めますか?
それナル?の料金はデザインの料金で、看板の製作費・取付費は含まれていません。デザインには立てる場所の写真への合成がつくので、見え方を確かめてから看板屋さんに作ってもらえます。データはお渡しします。
開店まであまり日がありません。
チラシなどの急ぎは3日以内で+30%、文章と写真がそろっていれば最短1日で作れます。開店に必要なものを先に並べて、急ぐものから順に進める形もできます。毎月3社までの受付なので、早めにご相談ください。


