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滋賀の製造業の会社案内・HP|何を作る会社かを先に見せる

2026.10.07 · 読む時間 約9分 · 木下スタジオ 木下貴博

滋賀の製造業の会社案内・HP|何を作る会社かを先に見せる

「うちは部品を作っている会社だけど、ホームページを見ても何の会社か分からないと言われる」。滋賀の製造業の会社案内やホームページで、いちばんよく聞く悩みです。この記事では、何を作る会社かを最初の1画面で見せる方法、現場の写真の選び方、技術を言葉にする手順、取引先と採用で入口を分ける組み方、そして頼むときの料金と進め方までを順番に説明します。

滋賀の製造業のホームページは「何を作る会社か」が伝わりにくい

滋賀には、湖南の工業団地や、甲賀・東近江・彦根あたりに、部品や素材、加工を手がける会社がたくさんあります。ところが、その多くは「完成品の名前」で知られていません。自動車の中の小さな部品、機械の中の板金、食品の工場で使う包材。毎日だれかの役に立っているのに、外からは見えにくい仕事です。

そのため、ホームページや会社案内を開いても、こんな形になりやすいです。

  • トップに社名と「信頼と技術でお応えします」のような一文だけがある
  • 会社概要・沿革・設備一覧が先に並び、何をしているかは奥のページ
  • 工場の外観写真はあるが、中で手が動いている写真がない

どれも間違いではありません。でも、はじめて見る人は数秒で「自分に関係あるか」を決めます。その数秒の間に「何を作る会社か」が分からないと、そのまま閉じられてしまいます。

よくある形

  • 最初の画面は社名と抽象的な一文
  • 会社概要・沿革から読ませる
  • 外観の写真だけで、中が見えない
  • 設備は機械の名前と台数の一覧

こうすると伝わる

  • 最初の画面で「何を、どこまで作るか」を1行で言う
  • 手が動いている現場の写真を大きく置く
  • 設備は「この機械があるから、これができる」に言い換える
  • 会社概要は最後に回す

図1 製造業のホームページで、よくある形と伝わる形

やることは難しくありません。順番を入れ替えて、写真と言葉を少し変えるだけです。以下で、その中身を1つずつ見ていきます。

現場の写真を先に見せる:何を撮って、どう選ぶか

製造業のホームページで、言葉より先に効くのが写真です。とくに人の手が動いている写真は、「この会社は本当に作っている」ことを一目で伝えます。取引先にも、働きたい人にも同じように効きます。

金属加工の会社のホームページ。加工の現場の写真を画面いっぱいに置き、その上に縦組みの言葉を重ねたトップ画面
制作例:金属加工の会社のホームページ。加工の現場を大きく先に見せて、その上に言葉を縦組みで重ねています。何を作る会社かを説明する前に、手が動いているところを見せる構えです。

撮っておきたい場面

製造業の写真で、そろえておきたい場面

  • 加工している手元(火花・削り・曲げ・組み立てなど、その会社らしい動き)
  • できあがった部品や製品を、手のひらや台の上に置いたところ
  • 検査や測定をしているところ(品質の守り方が見える)
  • 働いている人の横顔や、作業中の表情
  • 工場の中を引いて撮った、全体の広さが分かる1枚
  • 外観と、入口・看板(来社する人の目印になる)

図2 製造業の写真で、そろえておきたい場面

撮影は料金に含まれていません。ただ、スマホでも明るい時間に手元へ寄って撮れば、使える写真になることが多いです。撮り方のこつはスマホで写真を撮るときの記事にまとめています。どの場面を撮ればいいか迷うときは、先に相談してください。撮る場面の一覧をお渡しすることもできます。

写真を選ぶときの見方

たくさん撮ったら、その中から選びます。選ぶときは「きれいな写真」より、その会社にしかない場面を優先します。ほかの会社と同じに見える機械の写真より、手の動きや材料の色、仕上がりの肌がよく見える写真のほうが、記憶に残ります。

図面や取引先の製品が写り込んでいないかも確かめます。外に出してよいものかどうかは、会社の方がいちばんよく知っています。気になる写真は、出す前に一緒に確認します。

技術を言葉にする:設備の一覧を「できること」に言い換える

写真の次は言葉です。製造業の会社の方と話していると、すごい技術を持っているのに、それが普通のことだと思っている場面によく出会います。毎日やっていることなので、外の人にとって何がすごいのかが見えにくいのです。

そこで、技術を言葉にするときは、次の順で考えます。

  1. 何を扱う材料・作るもの
  2. どこまで材料から仕上げまでのどこを受けるか
  3. どのくらい大きさ・量・細かさの範囲
  4. なぜできる設備・人・やり方の理由
  5. 1行にするトップに置く言葉を決める

図3 技術を言葉にする順番

たとえば「レーザー加工機があります」は設備の話です。これを「薄い板から厚い板まで、図面1枚から切り出せます」と言い換えると、読む人が自分の仕事に当てはめられます。機械の名前は、その下に添えれば十分です。

最後の「1行」は、トップの最初の画面と、会社案内の表紙に置く言葉になります。きれいな言葉でなくてかまいません。「〇〇の部品を、材料から仕上げまで」のように、何をどこまでやるかが分かれば役目は果たせます。候補を3つほど出していただければ、一緒に絞ります。

ポイント数字を載せるときは、いつ時点の数字かを添えます。対応できる大きさや量は、実際に受けられる範囲で書きます。大きく書いて問い合わせが来ても、受けられなければ信頼を落とします。

会社の紹介文をまとめるときの考え方は、会社紹介の文章の記事でもくわしく書いています。

アートディレクターの目線:見た目より先に「なぜこの形か」

木下貴博は、アートディレクションからグラフィック、文字の制作まで一人で手がけています。文字を組むときも、見た目を飾る前に、形が決まる手前の決まりごとから考えます。製造業の技術も、これに近いところがあります。寸法の決め方や材料の選び方のように、仕上がりの手前にある決まりごとこそが、その会社の強みです。ホームページで見せたいのは、きれいな完成品の写真だけではありません。「なぜこの形になったか」を説明できる会社だ、ということです。手が動いている写真と、何を・どこまでやるかの1行がそろうと、その理由が外の人にも見えるようになります。

取引先と採用で、入口を分ける

製造業のホームページを見に来る人は、大きく2つに分かれます。仕事を頼みたい取引先と、働きたい採用の相手です。この2人は、知りたいことがまったく違います。

表1 取引先と採用で、知りたいことの違い
取引先採用の相手
最初に知りたいこと何ができるか・頼んで大丈夫かどんな人がいて、どんな一日か
見たい写真加工の手元・製品・検査働く人の表情・休憩・教わる場面
読みたい中身設備・対応範囲・品質の守り方仕事の流れ・育て方・休み・給与の考え方
最後に押すもの図面を送る・相談する見学を申し込む・応募する

この2つを1本の流れに混ぜると、どちらにとっても読みにくくなります。そこで、トップの最初の画面のすぐ下で、入口を2つに分けます。

01

共通の入口

トップの最初の画面。現場の写真と「何を作る会社か」の1行。ここはだれが見ても同じ。

02

取引先の入口

「仕事を相談したい方へ」。できること・設備・品質・図面の送り方へ進む。

03

採用の入口

「ここで働きたい方へ」。働く人・一日の流れ・教わり方・応募へ進む。

入口を分けると、問い合わせのボタン(CTA:問い合わせへのボタン)も分けられます。取引先には「図面を送って相談する」、採用には「工場を見学する」。押すものがはっきりしていると、迷わず次へ進めます。問い合わせにつながるページの組み方は、問い合わせが来るホームページの記事でも説明しています。

採用向けのチラシやポスターを別に作るときは、採用チラシ・求人ポスターの記事も参考になります。

鉄工所が採用で渡すカルチャー資料。見出しは明朝体、中身はゴシック体で、鉄の青を基調にしたスライド
制作例(見本):鉄工所が採用で渡す資料。1枚ずつ 1920×1080 の実寸で組み、見出しは明朝、中身はゴシック。ホームページの採用の入口と、同じ言い方・同じ色でそろえられます。

会社案内とホームページを、同じ言い方でそろえる

製造業の会社は、展示会や営業先で紙の会社案内を手渡し、あとからホームページを見てもらう、という流れが多いと思います。このとき、紙とWebで言っていることや色が違うと、同じ会社に見えにくくなります。

そこで、まず「何を作る会社か」の1行と、現場の写真の選び方を決めて、それを紙にもWebにも使います。会社案内は渡す相手に合わせて順番を変え、ホームページは入口を分けます。土台が同じなので、どこから入っても同じ会社として伝わります。

印刷会社の会社案内。現場の写真を格子状に並べ、白い余白を多く取ったページ
制作例:印刷会社の会社案内。現場の写真を格子に並べ、白を多く取っています。同じ写真をホームページにも使えば、紙とWebで同じ会社に見えます。

会社案内の組み方は、会社案内パンフレットの記事にまとめています。展示会に出る会社は、展示会ブースの記事もあわせて読んでみてください。それナル?では、紙もWebも社内資料も同じ窓口で頼めるので、言い方と色がそろいます。

滋賀の製造業のホームページ・会社案内の料金の目安

それナル?では、料金を先に全部出しています。製造業の会社でよく頼まれる形を、表にまとめました(税抜)。

表2 製造業でよく頼まれるものの料金(税抜)
頼むもの料金中身
ホームページ1ページ19,800円〜文章と写真をお持ちいただく形・修正なし・スマホ対応
ホームページ1ページ(相談しながら)49,800円打ち合わせ1回・修正2回まで・文章の整理も手伝う
小さなホームページ(5ページまで)98,000円〜問い合わせフォーム込み
会社案内ページ数で見積り(無料)紙で刷るデータと、画面で見るPDF
社内資料・採用資料1時間5,000円延長30分2,500円

取引先と採用の入口を分けるなら、トップ・できること・設備と品質・採用・会社概要とお問い合わせ、の5ページに収まることが多いです。その場合は小さなホームページ(5ページまで)が目安になります。まず1ページだけ作って、あとで足していく形も選べます。

まず1ページから始めるとき

いきなり5ページは重い、という会社も多いと思います。その場合は、トップの1ページだけを先に作ります。最初の画面に現場の写真と「何を作る会社か」の1行、その下に取引先と採用の入口を短く置き、最後に問い合わせの入口をつけます。1ページでも、順番さえ合っていれば役目は果たせます。あとから「できること」や「採用」のページを足していけば、同じ形のまま育てられます。

問い合わせで聞く項目を決めておく

製造業の問い合わせは、図面や数量の話になることが多いです。フォームに「図面の有無」「材料」「おおよその数量」「希望の時期」などの欄があると、最初のやりとりが1回で済みます。逆に、欄を増やしすぎると送る前にやめてしまう人も出ます。必ず聞くことは3つほどに絞り、あとは自由に書ける欄にまとめるのがおすすめです。

含まれないもの

サーバー・ドメイン代(年1,500〜15,000円ほど・ご本人名義)、印刷代、撮影は含まれていません。文章をゼロから書くところまで頼む場合は、1ページ10,000円〜の別料金です。箇条書きのメモがあれば、読みやすい順に並べるところは一緒に進めます。

料金が上がるのは、直しが決めた回数を超えたとき(1回5,000円〜)、ページや枚数が増えたとき、急ぎのとき(+30〜50%)の3つだけです。費用の内訳は滋賀でホームページを作る費用の記事に、全体の料金は料金のページにまとめています。

滋賀で製造業のホームページを頼むなら:それナル?(木下スタジオ)の進め方

それナル?は、木下スタジオ(滋賀・木下貴博)が運営する、小さく早く頼める入口です。製造業の会社のホームページや会社案内を頼むときは、次のように進めます。

  • 窓口は1人:聞き取りから納品まで、同じ人が担当します。現場で聞いた技術の話を、そのまま言葉と画面に落とせます
  • 値段を先に出す:含まれないものまで、見積りの段階でお伝えします。見積りは無料です
  • 作ったデータはお渡しする:写真や言葉を、会社案内や展示会の紙にも使い回せます

打ち合わせは基本オンラインです。現場を見たほうが早いときだけ伺います。対応エリアは大津・草津・守山・栗東・野洲・甲賀・東近江・彦根・長浜など滋賀県内と、京都・大阪・名古屋です。返事は24時間以内(土日祝は翌営業日)、受付は毎月3社までです。ホームページの窓口はホームページのページ、資料づくりは社内資料のページにあります。

取引先の製品や図面が写った写真は使えますか?

外に出してよいかどうかは、会社の方の判断になります。気になる写真は、載せる前に一緒に確認します。写り込みを避けた撮り方の場面一覧をお渡しすることもできます。

撮影もお願いできますか?

撮影は料金に含まれていません。スマホで明るい時間に手元へ寄って撮った写真でも、使えることが多いです。どの場面を撮ればいいか迷うときは、先に相談してください。

取引先向けと採用向けで、ホームページを2つに分けるべきですか?

2つに分けなくても大丈夫です。トップの最初の画面は共通にして、そのすぐ下で入口を2つに分ける形をおすすめしています。5ページまでの小さなホームページ(98,000円〜)で収まることが多いです。

技術のことをうまく説明できません。

普段やっていることを、そのまま話していただければ大丈夫です。何を・どこまで・どのくらい・なぜできるか、の順で聞き取って、トップに置く1行を一緒に絞ります。

工場まで来てもらえますか?

打ち合わせは基本オンラインです。現場を見たほうが早い場合は伺います。滋賀県内のほか、京都・大阪・名古屋にも対応しています。

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