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滋賀のお店の販促カレンダー|季節の告知はいつ準備するか

2026.10.07 · 読む時間 約9分 · 木下スタジオ 木下貴博

滋賀のお店の販促カレンダー|季節の告知はいつ準備するか

「気づいたら、もう来週がイベントだった」。滋賀のお店の方から、季節の告知のチラシについて、こんな相談をいただくことがあります。春の新生活、夏の湖のイベント、秋の祭り、年末年始。毎年やってくるのに、毎年あわてる。この記事では、季節ごとの告知を何週間前に何から準備すればいいかの目安と、チラシのデザインを頼むときの段取り、間に合わないときの頼み方までをお伝えします。

季節の告知は、毎年同じ時期に来る

お店の告知には、急に決まるものと、毎年決まった時期に来るものがあります。新しいメニューやセールは急に決まることもありますが、季節の告知は、だいたい毎年同じころにやってきます。春の新生活、夏のイベント、秋の行楽と祭り、年末年始の営業案内や贈りもの。

毎年来ると分かっているのに、毎年あわててしまうのは、「いつから準備するか」が決まっていないからです。逆に言えば、季節ごとに「この週になったら、これを決める」と書き出しておくだけで、あわてることはずいぶん減ります。

よくある形

  • イベントの日が近づいてから、チラシのことを思い出す
  • 中身が決まらないまま、デザインを頼む
  • 印刷が間に合わず、配る期間が短くなる
  • SNSの告知が、前日になってしまう

こうすると間に合う

  • 配り始める日から、逆に数えて準備を始める
  • 日にち・場所・中身を先に決めてから頼む
  • 印刷と配る日数を、最初から予定に入れる
  • チラシとSNSを、同じ絵で一緒に作る

図1 あわてる告知と、間に合う告知

告知の準備は「配り始める日」から逆に数える

準備を始める時期を考えるとき、イベントの当日から数えるのではなく、「お客さんに届き始める日」から数えると、考えやすくなります。チラシなら配り始める日、ポスターなら貼り始める日、SNSなら最初に投稿する日です。

そこから、印刷にかかる日数、デザインにかかる日数、中身を決める日数を、順に戻していきます。下の図は、季節の告知のチラシを作るときの、ひとつの目安です。お店の規模や、配る枚数、印刷所によって変わります。

中身を決める(日にち・場所・内容)8〜6週間前
写真・文章をそろえる6〜5週間前
デザインを頼む・仕上げる5〜4週間前
印刷する4〜3週間前
配り始める・貼り始める3〜2週間前

図2 イベント当日から逆に数えた準備の目安(目安。規模や印刷の方法で変わります)

この目安は、余裕をもって進めたい場合のものです。もっと短くても作れますが、短いほど、決めるのが遅れたときに配る期間が削られます。配る期間が短いと、せっかく刷ったチラシが十分に届かないまま当日を迎えることになります。

ポイントいちばん時間がかかりやすいのは、デザインではなく「中身を決める」ところです。日にち、時間、場所、値段、申し込み方法。これが決まれば、デザインと印刷は進めやすくなります。

滋賀のお店の、季節ごとの販促カレンダー

季節ごとに、どのころから何を準備すればいいかを表にまとめました。滋賀は、春の新生活の動き、夏の湖まわりのイベント、秋の祭りや行楽、年末年始の帰省と、季節ごとに人の動きが変わります。お店の告知も、その動きに合わせて準備しておくと、届けたい時期に間に合います。

表1 季節の告知の準備の目安(目安。お店によって変わります)
季節よくある告知準備を始める目安先に決めること
春新生活のフェア、新メニュー、入学・入社の時期の案内前の年の冬のうちに期間、対象の人、目玉にするもの
夏夏の湖のイベントへの出店、夏季の営業時間、夏のメニュー春の終わりごろ出店の場所と日にち、営業時間の変更
秋秋の祭りへの出店、行楽シーズンの案内、収穫のフェア夏の終わりごろ出す品物、値段、混む日の案内
年末年始年末年始の営業日、予約や贈りもの、初売り秋の終わりごろ休みの日、予約のしめきり、受け取り方

春:新生活の前に、冬のうちから

春は、引っ越しや入学、入社で、新しく住む人や働き始める人が増える時期です。草津や守山などで、お店のまわりに新しく住み始める人がいるなら、その人たちに向けた案内を用意しておくと、最初に覚えてもらうきっかけになります。春の告知は、年が明けてから準備を始めると、年末年始の忙しさとぶつかって遅れがちです。冬のうちに、何をいつからやるかだけでも決めておくと、春に間に合います。

夏:湖のイベントは、出店が決まったらすぐ

夏は、湖のまわりでイベントが多くなる季節です。イベントに出店する場合は、主催側から出店の案内が来た時点で、チラシやのぼり、出店の看板の準備を始めると落ち着いて進められます。のぼりや看板は、チラシより作るのに日数がかかることが多いので、先に頼んでおきます。イベントのチラシの考え方は「食のイベントのチラシの作り方」、のぼりは「のぼりの作り方」に書いています。

夏のビアフェスのチラシのデザイン見本。黄色い額縁のイラストの中央に太い欧文と日付を置いている
制作例(見本):夏のビアフェス。黄色い額縁のイラストの真ん中に、太い欧文と日付だけ。日付は色を分けて、始まりと終わりを見分けやすくしています。

秋:祭りと行楽は、夏の終わりから

秋は、祭りや行楽で、外から人が来やすい季節です。彦根や長浜、近江八幡のように観光で人が訪れる地域では、地元のお客さんだけでなく、はじめてお店を知る人にも届く告知が必要になります。はじめての人に向けては、お店の場所と、何のお店かが一目で分かることを優先します。夏の終わりごろには、秋に何を出すかを決め始めておくと、準備がおだやかに進みます。

年末年始:営業日の案内は、早めに確定させる

年末年始は、営業日の案内、予約のしめきり、贈りものの受付など、日にちが大事になる告知が多い時期です。日にちを間違えると、お客さんに迷惑がかかります。休みの日と予約のしめきりは、早めに決めて、チラシ・店頭の貼り紙・SNS・ホームページのお知らせで、同じ日にちを同じ書き方で出します。

チラシとSNSは、一緒に作る

季節の告知は、チラシだけで終わらないことがほとんどです。店頭のポスター、SNSの投稿、ホームページのお知らせ。同じ告知をいくつもの場所に出すなら、はじめから一緒に作るほうが、手間も費用もおさえられます。

  1. 中身を決める日にち・場所・内容を1枚に
  2. チラシを作るいちばん情報が多いものから
  3. SNS画像に組み直す同じ絵と色で、文字を絞る
  4. 店頭に貼るポスターや貼り紙に
  5. 出す日をそろえるチラシ配布とSNS投稿を同じ週に

図3 季節の告知を、まとめて作る流れ

チラシの絵をそのままSNSに載せると、スマホでは文字が小さすぎて読めないことがあります。同じ絵と色を使いながら、SNS用には文字を絞って組み直すと、見た人が同じ告知だと分かり、しかも読みやすくなります。SNSの画像については「SNSのバナーの作り方」で書いています。

告知を頼む前に、そろえておくもの

  • 日にちと時間(始まりと終わり)
  • 場所と、行き方や駐車場のこと
  • 何をするか、何を売るか(値段も)
  • 申し込みや予約の方法(電話・LINE・フォームなど)
  • 使いたい写真(スマホで撮ったものでも)
  • チラシの大きさと枚数、配る場所

間に合わないときは:チラシ最短1日の条件と急ぎ料金

どれだけ準備していても、急に告知が必要になることはあります。それナル?では、チラシなどの急ぎにも対応しています。ただし、条件があります。

チラシは、文章と写真がそろっていれば、最短1日で印刷所に渡すデータまで作ります。そろっていないときは、無理に約束せず、日程を相談して決めます。3日以内の急ぎは、料金に30%を足しています。

表2 チラシ・ポスターの料金と急ぎの条件(税抜)
頼むもの料金メモ
チラシ片面A419,800円〜印刷所にそのまま出せるデータで
チラシ両面29,800円〜メニューや地図を裏に
ポスター(B2・B1)39,800円〜店頭やイベント会場に
バナー・SNS画像5,000円〜/枚チラシと同じ絵で組み直す
のぼり・置き看板19,800円〜製作費・取付費は別
急ぎ(3日以内)+30%最短1日・文章と写真がそろっている場合

印刷代は含まれていませんが、印刷所の手配はまとめて頼めます。印刷にも日数がかかるので、急ぎのときほど、印刷のことも最初に相談しておくと安心です。急ぎのチラシについては「チラシを1日で作るには」、印刷所に渡すデータについては「印刷用データの基本」にくわしく書いています。

ポイントそれナル?は、1件ずつ手を入れるため、毎月3社までの受付にしています。季節の告知が重なる時期は、早めにひとこと声をかけていただくと、日程を確保しやすくなります。

一度作った告知を、次の季節の型にする

季節の告知は、毎年くり返します。一度きちんと作ったチラシは、次の年の同じ季節に、日にちと中身を入れ替えて使える型になります。毎回ゼロから作るより、早く、費用もおさえられます。

型を作るときは、毎年変わるところ(日にち・値段・写真)と、毎年変わらないところ(お店の名前・ロゴ・色・地図・連絡先)を分けておきます。変わらないところがそろっていると、季節が変わっても「いつものあのお店だ」と分かってもらえます。作ったデータはお渡しするので、次の年に別の人に頼むときも困りません。

年のはじめに、1年分を1枚に書き出す

型ができたら、年のはじめに1年分の告知を1枚の紙に書き出しておくと、さらに楽になります。月ごとに欄を作り、「この月に出す告知」と「この月に準備を始める告知」を並べて書くだけです。春の告知の準備は冬の欄に、年末年始の準備は秋の欄に入ります。こうして並べると、準備が重なる月が見えてきます。重なる月は、ほかの仕事を少し前に寄せておく、デザインを早めに頼んでおく、といった段取りが組めます。

書き出すときは、去年の告知を思い出しながら、うまくいったことと、間に合わなかったことも書き添えておきます。「去年は配り始めが遅れた」「SNSの投稿が当日になった」といったメモがあるだけで、今年は同じところでつまずかずに済みます。

店頭・ホームページ・地図の情報も一緒に直す

季節の告知で見落としやすいのが、店頭の貼り紙、ホームページのお知らせ、地図検索に出る営業時間です。チラシでは年末年始の休みを案内しているのに、地図検索では通常の営業時間のまま、ということがあると、お客さんが迷ってしまいます。告知を出す週に、これらもまとめて直す日を決めておくと安心です。地図検索の情報の直し方は「地図検索で見つけてもらう基本」に書いています。

アートディレクターの目線:「いつ・どこで・誰が受け取るか」から決める

それナル?を運営する木下スタジオの木下貴博は、滋賀でアートディレクションからグラフィック、文字の制作までを一人で手がけ、本業では体験設計(UX/UI)にも携わっています。文字やデザインは「形の話」だと思われがちですが、木下は形が決まる手前の決まりごとから組み立てます。季節の告知でいえば、その手前にあるのは「いつ、どこで、誰が、どう受け取るか」です。配り始めるのは何月の何週目か。受け取るのは店先を通る地元の人か、イベントで来た人か。手に取ってすぐ読むのか、冷蔵庫に貼って何度も見るのか。これが決まると、文字の大きさも、日にちを置く場所も、自然と決まってきます。チラシ1枚の小さな仕事でも、この順番は変わりません。季節の告知を毎年くり返すなら、なおさらです。

滋賀で季節の告知チラシを頼むなら:それナル?(木下スタジオ)の進め方

それナル?は、滋賀の木下スタジオ(木下貴博)が運営している、小さく頼める窓口です。大津・草津・彦根・長浜など滋賀県内を中心に、京都・大阪・名古屋や全国からもオンラインで受けています。

  • 窓口は1人。聞き取りから納品まで同じ人が受けます
  • 値段を先に出します。印刷代など、含まれないものも先にお伝えします
  • 作ったデータはお渡しします。次の季節に使い回すときも困りません

チラシ・ポスター・のぼり・SNSの画像をまとめて頼めるので、季節の告知の言い方と色がそろいます。まずは「いつ配りたいか」と「どこに置くか」だけ教えてください。そこから逆に数えて、日程をお出しします。くわしくはチラシ・ポスターのページと料金のページにまとめています。返事は24時間以内です(土日祝は翌営業日)。

季節の告知チラシは、何週間前に頼めばいいですか?

目安として、イベントの4〜5週間前にはデザインを頼めていると、印刷と配る期間に余裕がとれます。その前に、日にち・場所・内容を決めておくと進めやすくなります。お店の規模や印刷の方法で変わるので、まずは配りたい日を教えてください。

本当に1日でチラシができますか?

文章と写真がそろっている場合は、最短1日で印刷所に渡すデータまで作ります。そろっていないときは、無理に約束せず、日程を相談して決めます。3日以内の急ぎは料金に30%を足しています。

チラシとSNSの画像を一緒に頼めますか?

頼めます。同じ絵と色を使い、SNS用には文字を絞って組み直します。一緒に作ると、見た人が同じ告知だと分かりやすくなります。SNS画像は1枚5,000円〜(税抜)です。

去年のチラシを、今年用に直してもらえますか?

できます。今のデータや、刷ったチラシの写真を送ってください。毎年変わるところと変わらないところを分けて、次の年からも使える形に整えます。

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