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ネットショップの見せ方|滋賀の商品をオンラインで売る

2026.10.07 · 読む時間 約9分 · 木下スタジオ 木下貴博

ネットショップの見せ方|滋賀の商品をオンラインで売る

滋賀のお店や作り手、小さな食品の会社が、ネットショップを考えることは珍しくなくなりました。ところが、ネットショップを開いても、店頭では手に取ってもらえる商品が、画面の上ではなかなか選ばれない。この記事では、ネットショップの見せ方を、お店の顔・商品ページ・写真と言葉・届いたあとの4つに分けて、デザインの側から何を決めればいいかをお伝えします。

ネットショップは「もう1つのお店」として考える

ネットショップを始めるとき、多くの方がまず考えるのは、どの仕組みを使うか、送料をいくらにするか、決済をどうするか、といったことです。これらはもちろん大事です。ただ、それと同じくらい大事なのが、画面の上にどんなお店を作るかです。

実際のお店では、外観、のれん、店内の明るさ、棚の並べ方、店の人の声かけまで、たくさんのものが「このお店らしさ」を伝えています。ネットショップでは、それを全部、画面の中の写真と言葉と形でやらなければなりません。だから、ネットショップは「商品の一覧」ではなく、「もう1つのお店」として考えると、何を決めればいいかが見えてきます。

どの仕組みを選ぶかより、何を見せるか

ネットショップを作る仕組みには、手軽に始められるものから、細かく作り込めるものまで、いろいろな選択肢があります。どれにも向き不向きがあり、どれが正解ということはありません。商品の数、更新する人の手間、ほかの販路とのつながり方によって、合うものが変わります。

どの仕組みを使っても、見せ方の考え方は同じです。この記事では、仕組みの選び方ではなく、どの仕組みでも使える「見せ方」の話をします。

01

お店の顔

トップ画面で、どんなお店かを先に伝える。

02

商品ページ

読む人の疑問に、順番に答える。

03

写真と言葉

全部の商品で、雰囲気と言い方をそろえる。

04

届いたあと

箱を開けたところまでが、お店の体験。

図1 ネットショップの見せ方で決める4つ

トップ画面は、商品より先に「どんなお店か」

ネットショップのトップ画面を開いた人が、最初に知りたいのは「ここはどんなお店か」です。いきなり商品の一覧が並んでいると、どの商品から見ればいいかが分かりません。

お店の構えを、最初の1枚で見せる

実際のお店があるなら、その外観や店内の写真を最初に置く方法があります。手づくりの工房なら、作業場の写真。農家の加工品なら、畑や田んぼの写真。商品より先に、商品が生まれる場所を見せると、「どんな人が、どこで作っているか」が伝わります。

飲食店のホームページのデザイン。料理の写真から入らず、夜の外観と木の看板から見せ、縦組みの店名を画面の軸にしている
制作例:料理の写真から入らず、夜の外観と木の看板から。どういう構えの店かを先に見せて、縦組みの店名をそのまま画面の軸にしています。

この例はネットショップではなくお店のホームページですが、考え方は同じです。商品から入らず、店の構えから入る。そうすると、商品を見る前に「このお店の物なら」という気持ちが生まれます。

実店舗と同じ顔にする

実際のお店とネットショップで、ロゴや色、言い方がちがうと、同じお店だと気づいてもらえないことがあります。長浜や近江八幡のように、観光で訪れた人が帰ってから通販で買い直す場面もあります。そのとき、店頭で見た看板や紙袋と同じ顔をしていれば、「あのお店だ」とすぐに分かります。

商品ページは、読む人の疑問に順番に答える

商品ページを見ている人の頭の中には、いくつもの疑問が浮かんでいます。何なのか。自分に合うか。どう使うのか。いつ届くのか。商品ページは、これらの疑問に、出てくる順番で答えていく場所です。

  1. 何か名前と写真で一目で
  2. 誰にどんな人・場面に向くか
  3. どう使う食べ方・使い方・大きさ
  4. 誰が作る作り手と場所
  5. 届き方日数・送料・包み方

図2 商品ページで答える疑問の順番

大きさと量を、比べられるように

ネットショップでいちばん伝わりにくいのが、大きさと量です。店頭なら手に取れば分かることが、画面では分かりません。手のひらに乗せた写真、器に盛った写真、ほかの物と並べた写真を1枚入れておくと、届いたときの「思っていたのとちがう」を減らせます。

作り手と場所の話は、短く

滋賀の商品なら、どこで、誰が作っているかは大事な話です。ただ、長い説明を商品ページの上の方に置くと、商品の情報にたどり着く前に読む人が疲れてしまいます。作り手の話は、商品ページでは2〜3行にとどめて、くわしくは「お店について」のページにまとめるのがおすすめです。会社や作り手の紹介文の書き方は「会社紹介の文章の書き方」にまとめています。

どの商品ページも、同じ順番で

商品ページの順番は、全部の商品で同じにしておきます。ある商品は作り手の話から、別の商品は値段から、となっていると、見比べるときに迷います。順番がそろっていると、2つ目の商品からは、読む人が欲しい情報の場所をすぐに見つけられます。

写真と言葉を、全部の商品でそろえる

ネットショップの一覧画面は、写真がずらりと並ぶ場所です。ここで写真の雰囲気がばらばらだと、お店全体がまとまりなく見えます。

まとまりのないネットショップ

  • 商品ごとに背景や明るさがちがう
  • 写真の形(縦・横・正方形)がばらばら
  • 商品名の付け方に決まりがない
  • 説明文の長さと順番がちがう

そろったネットショップ

  • 同じ背景・同じ光で撮っている
  • 一覧の写真は同じ形にそろえている
  • 商品名の付け方が決まっている
  • 説明文の順番が全商品で同じ

図3 まとまりのないネットショップと、そろったネットショップ

一覧の写真は、同じ背景・同じ形で

一覧に出る最初の写真だけは、すべての商品で同じ背景、同じ光、同じ形にそろえます。白い紙の上、木の板の上、と1つに決めておけば、スマホで撮った写真でもまとまって見えます。2枚目以降の写真で、使っている場面や大きさの分かる写真を見せる、という分け方です。写真のそろえ方は「写真の雰囲気をそろえる」、スマホでの撮り方は「スマホの写真でホームページやチラシを作るコツ」にまとめています。

商品名と説明の言い方を決める

商品名の付け方にも決まりを作っておきます。「素材+商品の種類」なのか、「愛称+説明」なのか。値段や内容量の書き方も、全部の商品で同じにします。言い方がそろっているだけで、お店の人の声が聞こえるようなまとまりが出ます。

焼菓子店の名刺のデザイン。ロゴの波をそのままに、焼いた縁のような形で1色の面を1つだけ置いている
制作例(見本):焼菓子店の名刺。ロゴの波はそのままに、焼いた縁のような形で1色の面を1つだけ置きました。

名刺やショップカードのような紙ものも、ネットショップと同じ色と形でそろえておくと、商品に同封したときに、画面で見たお店と手元に届いたお店がつながります。

季節と贈りものの場面を用意する

ネットショップの商品は、自分で使うためだけでなく、贈りものとして買われることもあります。お中元やお歳暮、帰省のおみやげ、離れて暮らす家族への便り。滋賀を離れて暮らす人が、ふるさとの味を取り寄せることもあるでしょう。

贈りものの場面を考えるなら、のし紙をかけられるか、包装を選べるか、価格の帯がいくつか用意されているかを、商品ページで分かるようにしておきます。季節ごとの案内は、トップ画面の最初の1枚を差し替えるだけでも伝わります。季節の動きに合わせた告知の考え方は「季節の告知カレンダー」にまとめています。

SNSから来た人を、迷わせない

InstagramなどのSNSで商品を見て、ネットショップに来る人も多いです。そのとき、SNSで見た写真と、ネットショップの写真の雰囲気がちがうと、「同じ商品かな」と迷わせてしまいます。SNSの投稿と商品ページの最初の写真は、同じ雰囲気でそろえておきます。投稿から商品ページへのリンクも、1回押せば着くようにしておくと、気になった気持ちが冷めないうちに買ってもらえます。

届いた箱を開けるところまでが、お店の体験

ネットショップでは、お客さんがお店に「来る」瞬間がありません。その代わりになるのが、届いた箱を開ける瞬間です。ここで受け取る印象が、次も買うかどうかを左右することがあります。

同封するものを決める

箱の中に入れるものは、商品だけではありません。納品書、お礼の一言、ショップカード、商品の食べ方や使い方の紙。これらがお店の色と形でそろっていると、画面の中のお店が、手元で形になります。高価な箱を用意する必要はありません。同封する紙を1枚そろえるだけでも、受け取ったときの印象は変わります。

箱の中で、そろえておきたいもの

  • お礼の一言(手書きでも、印刷でも)
  • ショップカード(次に買うときの入口)
  • 商品の食べ方・使い方・保存のしかた
  • 納品書(お店の色と書体で)
  • ラベルやシール(商品の顔として)

ラベルは、店頭とネットの両方で使う

食品や雑貨のラベルは、店頭でも、ネットショップの写真の中でも、届いた箱の中でも見られます。ラベルのデザインを店の顔としてきちんと決めておくと、どの場面でも同じお店だと分かります。ショップカードの作り方は「ショップカードのデザイン」にまとめています。

ポイントネットショップでは、作る人の手間がそのまま続くかどうかも大事です。新しい商品を足すたびに、写真の撮り方や説明の順番で迷うと、だんだん更新が止まってしまいます。写真と言葉の決まりを1枚にしておくと、誰が更新しても同じお店のまま続けられます。

滋賀のお店がネットショップを始めるときの頼み方

ネットショップの見せ方を整えるとき、全部を一度に作り込む必要はありません。いま手元にあるものから、順に整えていけます。

すでにネットショップがある場合

すでにネットショップを開いているなら、まずトップ画面と、いちばん売りたい商品のページから見直します。トップ画面の最初の1枚、一覧の写真のそろい方、商品ページの順番。この3つを整えるだけでも、お店の見え方は変わります。

これから始める場合

これから始めるなら、仕組みを決める前に、お店の顔(ロゴ・色・写真の雰囲気・言い方)を決めておくと、あとで作り直す手間が減ります。仕組みの選び方も、商品の数や更新する人を聞いたうえで一緒に考えられます。ネットショップとは別に、お店の紹介ページを持っておく考え方は「問い合わせが来るホームページ」で書いています。

表1 ネットショップまわりの料金(税抜・目安)
頼むもの料金メモ
ネットショップの構築見積り無料商品の数・仕組みをうかがって決めます
お店の紹介ページ(5ページまで)98,000円〜問い合わせフォーム込み
バナー・SNS画像5,000円〜/枚季節の案内や新商品の告知に
ロゴ49,800円〜3案から1つ・名刺デザイン込み
公開後の更新5,000円/月月1回まで・使わない月は請求なし

サーバー・ドメイン代、撮影、印刷代は含まれていません。ラベルやパッケージのデザインは、内容をうかがって見積りします(無料)。

滋賀でネットショップの見せ方を頼むなら:それナル?(木下スタジオ)の進め方

それナル?は、滋賀の木下スタジオ(木下貴博)が運営している、小さく頼める窓口です。大津・草津・守山・近江八幡・彦根・長浜など滋賀県内を中心に、京都・大阪・名古屋、全国からもオンラインで受けています。打ち合わせは基本オンラインです。

  • 窓口は1人。聞き取りから納品まで同じ人が受けます。画面の中のお店と、ラベルやショップカードの紙ものまで、言い方と色がそろいます
  • 値段を先に出します。ネットショップの構築は内容をうかがって見積りします(無料)。含まれないものも先にお伝えします
  • 作ったデータはお渡しします。写真と言葉の決まりも残せるので、更新を自分たちで続けられます

「いまのネットショップを見てほしい」「始める前に何を決めればいいか知りたい」という段階からでも相談できます。窓口はホームページのページと相談のページにまとめています。返事は24時間以内です(土日祝は翌営業日)。

ネットショップの構築はいくらかかりますか?

商品の数や使う仕組み、更新する人によって変わるため、内容をうかがって見積りします。見積りは無料です。サーバー・ドメイン代や撮影、印刷代は含まれていないことも先にお伝えします。

どのネットショップの仕組みを使えばいいですか?

どれにも向き不向きがあり、正解は1つではありません。商品の数、更新する人の手間、ほかの販路とのつながり方をうかがったうえで、一緒に考えます。

いまあるネットショップの見せ方だけを整えてもらえますか?

相談できます。トップ画面、一覧の写真、いちばん売りたい商品のページから見直すのがおすすめです。何を直すとよいかをお伝えし、金額を先にお出しします。

商品の写真は撮ってもらえますか?

撮影は料金に含まれていません。スマホで撮った写真でも、背景と光と形をそろえれば一覧はまとまって見えます。撮るときの決まりを一緒に決めることはできます。

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