滋賀のチラシ・名刺のQRコード|読み取れる大きさと飛び先
滋賀でチラシや名刺を作るとき、「QRコードも入れておいて」と頼むことは多いと思います。でも、刷り上がってから「読み取れない」「開いたページが古い」と気づくことも、よくあります。この記事では、チラシ・名刺のQRコードについて、読み取れる大きさの目安、まわりの余白、飛び先の選び方、飛び先が変わっても困らない工夫、印刷前の確かめ方を順に説明します。
QRコードは「紙からスマホへの橋」
QRコードは、紙を見た人を、スマホの画面へ連れていくための入口です。チラシを見て「いいな」と思った人が、その場でLINEの友だちになる。予約のページを開く。地図アプリで道案内を始める。紙だけでは終わらない次の一歩を、QRコードが受け持ちます。
ですから、QRコードで大事なのは、読み取れることと、読み取ったあとに迷わないことの2つです。どちらか片方が欠けると、せっかく紙で興味を持ってもらっても、そこで止まってしまいます。
よくあるのは、デザインの最後に「空いているところにQRコードを置く」形です。すると、小さすぎたり、写真の上に乗って読みにくかったり、何が開くのか書いていなかったりします。QRコードは、最後に置く飾りではありません。チラシや名刺の「ゴール」として、はじめから場所と大きさを決めておくものです。
読み取れる大きさ
紙の大きさと、読む人との距離で決めます。小さすぎると開けません。
まわりの余白
QRコードのまわりには、何も置かない白い帯が要ります。
飛び先を1つに
LINE・予約・地図のうち、その紙で一番してほしいことを選びます。
刷る前に読む
実際の大きさで、手元のスマホで読み取ってから印刷に出します。
図1 QRコードを置くときの4つの要点
読み取れる大きさの目安
QRコードは、白と黒の小さな四角(セル)が並んでできています。スマホのカメラは、この四角を1つずつ見分けて読み取ります。ですから、紙に刷ったときの四角が小さすぎると、カメラが見分けられず、読み取れなくなります。
手に持って読む紙なら、まず2cm角から
名刺やショップカード、手に持って読むチラシなら、QRコードは2cm角くらいが下の目安です。余裕があれば、2.5cmから3cmくらいにしておくと、古いスマホや暗い場所でも読み取りやすくなります。名刺は紙が小さいので、2cm角でもかなりの場所を取ります。だからこそ、名刺では「QRコードを入れるかどうか」から先に決めます。
離れて読む紙は、距離に合わせて大きく
壁に貼るポスターや、お店の入口に置く看板のように、少し離れて読む紙もあります。この場合は、読む人との距離に合わせて大きくします。読む距離のおよそ10分の1を目安にすると、外れにくいと言われます。たとえば1mほど離れて読むなら、10cm角くらいです。ポスターの文字の大きさの考え方はポスターのサイズと文字の記事にもまとめています。
中身が長いと、四角が細かくなる
もう1つ、大きさに関わることがあります。QRコードに入れる中身(URLなど)が長いほど、四角の数が増えて、1つ1つが細かくなります。同じ2cm角でも、短いURLなら読みやすく、長いURLだと読みにくくなるということです。URLの後ろに長い記号がついているときは、短いURLに変えられないかを先に考えます。
| 名刺・ショップカード(手元で読む) | 2cm角から。余裕があれば2.5cm角くらい |
|---|---|
| A4のチラシ(手に持って読む) | 2.5〜3cm角くらい |
| 壁に貼るポスター(1mほど離れる) | 10cm角くらい |
| 置き看板・のぼり(数m離れる) | 読む距離の10分の1を目安に。近づいて読む前提にするかを先に決める |
この表はあくまで目安です。紙の質、刷り方、読み取るスマホによって変わります。最後は、実際の大きさで刷ったもので確かめます(あとの節で説明します)。
まわりの余白と、置いてはいけない場所
QRコードのまわりには、何も置かない余白が要ります。これは、カメラに「ここからここまでがQRコードです」と知らせるための白い帯です。決まりでは、まわりに四角4つ分の余白を取ることになっています。
この余白に、文字や写真、線がかかると、読み取れなくなることがあります。デザインの途中で「もう少し詰めたい」と思っても、ここだけは削りません。
写真や色の上に直接置かない
QRコードは、白い地に黒い四角がいちばん読み取りやすい形です。写真の上に直接置いたり、薄い色同士で組んだりすると、カメラが四角を見分けにくくなります。写真の上に置くときは、白い四角の地を敷いて、その上に置きます。
色を変えたいときは、四角の色を濃い色にして、地を明るい色にします。逆にする(地を濃く、四角を明るくする)と、読み取れないスマホがあります。
折り目・切れ目・端を避ける
三つ折りのチラシなら、折り目にかからないように置きます。紙の端に近すぎると、断裁(紙を切りそろえること)のずれで余白が削られることがあります。端からは少し離して置きます。印刷用のデータの作り方は印刷用データの記事で説明しています。
読み取りにくい置き方
- 空いた隅に、小さく押し込む
- 写真の上に直接のせる
- まわりの余白に文字や線がかかる
- 地を濃く、四角を明るくしている
- 三つ折りの折り目にまたがる
読み取りやすい置き方
- はじめから「ゴールの場所」として決める
- 白い地を敷いて、その上に置く
- 四角4つ分の余白を守る
- 四角は濃い色、地は明るい色
- 折り目・紙の端から離す
図2 QRコードの置き方をくらべる
アートディレクターの目線:大きさは「見た目」より先に決まる
木下貴博は、滋賀でアートディレクションからグラフィック、文字の制作までを一人で手がけています。文字は形の話だと思われがちですが、木下は形が決まる手前の決まりごとから組み立てます。QRコードも同じです。「この紙は誰が、どこで、どう手に取るか」が決まれば、読む距離が決まり、読む距離が決まれば、QRコードの大きさと置き場所はほとんど決まります。見た目がすっきりするから小さくする、空いているからここに置く、という順番だと、なぜその大きさなのかを誰も説明できません。名刺1枚、チラシ1枚でも、先に「受け取られ方」を決めておくと、QRコードは飾りではなく、紙のゴールとして働くようになります。
飛び先はLINE・予約・地図のどれにするか
QRコードで一番迷うのが、「どこに飛ばすか」です。ホームページ、LINE、予約のページ、地図、Instagram。全部に飛ばしたくなりますが、1枚の紙に置くQRコードは、基本は1つにしぼります。2つ3つ並ぶと、読む人は「どれを読めばいいのか」で止まってしまいます。
決め方は簡単です。その紙を見た人に、いちばんしてほしいことは何か。それを1つ選んで、飛び先にします。
LINE:まずつながってほしいとき
すぐに買う・予約するほどではないけれど、つながっておいてほしい。そんなときはLINEです。友だちになってもらえば、あとからお知らせを送ったり、質問を受けたりできます。会社や工務店の相談の入口、教室の問い合わせなどに向いています。LINEを窓口にする始め方はLINE公式アカウントを窓口にする記事にまとめました。
予約のページ:その場で決めてほしいとき
美容室、整体、教室の体験、イベントの申し込みのように、「その場で予約してほしい」ときは、予約のページへ直接飛ばします。ホームページのトップに飛ばして、そこから予約を探してもらう形にすると、途中でやめてしまう人が出ます。
地図:来てほしいとき
お店に来てほしいときは、地図アプリのお店の場所へ飛ばします。滋賀では、草津や彦根のように車で動く方が多い地域も多く、地図アプリで道案内をそのまま始めてもらうのが早いことがあります。地図アプリにお店の情報を正しく出しておくことも大切です。その方法は地図アプリで見つけてもらう記事にあります。
QRコードのそばに「何が開くか」を書く
どの飛び先にしても、QRコードのすぐそばに、読むと何が開くかを一言書きます。「LINEで相談する」「予約はこちらから」「地図を開く」。これがないと、知らないページに飛ぶのが不安で、読み取ってもらえないことがあります。
- 決める一番してほしいこと
- 選ぶLINE・予約・地図
- 短くする飛び先のURLを整える
- 添える「何が開くか」の一言
- 確かめる実寸で読み取る
図3 QRコードの飛び先を決める順番

飛び先が変わっても困らない工夫
チラシや名刺は、一度刷ると長く使います。そのあいだに、予約の仕組みを変えた、ホームページを作り直した、ということが起きます。すると、刷ったQRコードの飛び先が「見つかりません」になってしまいます。紙は刷り直せばいいのですが、配ったものは戻ってきません。
自分のホームページの1ページを飛び先にする
いちばん確かなのは、自分で持っているホームページの中の1ページを飛び先にすることです。たとえば「予約の案内」のページを作っておき、QRコードはそこへ飛ばします。予約の仕組みが変わっても、そのページの中のボタンを差しかえるだけで済みます。QRコードは刷り直さなくて大丈夫です。
このためには、ページのURLを変えないことが大切です。ホームページを作り直すときにも、「このURLはQRコードで刷っている」と伝えておけば、同じURLを残せます。ホームページの作り直しについてはホームページを作り直す時期の記事にまとめています。
あとから飛び先を変えられるQRコードの注意
QRコードを作るサービスの中には、あとから飛び先を変えられるものもあります。便利ですが、サービスの側が有料に変わったり、終わったりすると、刷ったQRコードがまとめて使えなくなることがあります。使う場合は、誰の名前で登録しているか、続けて使えるかを確かめてからにします。迷ったら、自分のホームページを飛び先にする形のほうが安心です。
どの紙に、どのQRコードを刷ったか残す
チラシ、名刺、ショップカード、看板。何種類も刷っていると、どれにどのQRコードを入れたか分からなくなります。簡単な一覧でいいので、「どの紙に、どの飛び先を刷ったか」を残しておきます。飛び先を変えるときに、影響する紙がすぐ分かります。
飛び先が変わっても困らないために
- 飛び先は、自分で持っているホームページの1ページにする
- そのページのURLは、作り直すときも変えない
- 飛び先を変えられるサービスは、続けて使えるか確かめる
- どの紙に、どの飛び先を刷ったかを一覧に残す
- LINEや予約のアカウントは、お店・会社の名前で持つ
印刷前にスマホで読む:実機での確かめ方
QRコードは、画面の上で読み取れても、紙に刷ると読み取れないことがあります。紙の色、インクのにじみ、光の当たり方で変わるからです。ですから、印刷に出す前に、必ず実際の大きさで確かめます。
確かめるときの順番
- 実寸で出す:家や会社のプリンターで、実際と同じ大きさで刷ります。画面で確かめるときは、拡大しないで実寸に合わせます。
- 何台かで読む:自分のスマホだけでなく、家族や社員のスマホでも読みます。新しい機種と古い機種、iPhoneとAndroidの両方で読めると安心です。
- 飛び先を最後まで見る:開いたページが正しいか、LINEなら友だち追加の画面まで進むか、予約なら予約の画面が出るか、最後まで確かめます。
- 使う場所で読む:ポスターや看板なら、実際に読む距離から読みます。暗い店内に貼るなら、暗いところでも読みます。
校正刷りでもう一度
印刷所によっては、本番の前に試しに刷ったもの(校正刷り)を出してくれます。そのときも、もう一度スマホで読みます。紙の上の色が思ったより薄い、にじんでいる、ということがここで分かります。

滋賀でチラシ・名刺のQRコードを作る費用
QRコードを置くこと自体に、別の料金はかかりません。それナル?では、チラシや名刺のデザインの中で、大きさ・余白・飛び先の一言まで含めて組みます(税抜)。
- チラシ片面A4:19,800円〜/両面:29,800円〜
- 名刺(両面):14,800円〜
- ポスター(B2・B1):39,800円〜
- 飛び先の「案内のページ」をホームページに作る:ホームページ1ページデザイン 19,800円〜
印刷代は含まれていません。料金が上がるのは、直しが決めた回数を超えたとき、ページや枚数が増えたとき、急ぎのときの3つだけです。くわしくは料金のページをご覧ください。名刺の作り方そのものは名刺デザインの記事に、ショップカードのQRコードと地図の選び方はショップカードの記事にあります。
滋賀でチラシを頼むなら:それナル?(木下スタジオ)の進め方
それナル?は、木下スタジオ(滋賀・木下貴博)の小さい入口です。滋賀県内のお店や会社のチラシ・名刺を、オンラインの打ち合わせで進めます。QRコードの飛び先をどこにするかも、紙の中身と一緒に相談できます。
- 窓口は1人:聞き取りから納品まで同じ人が担当します。QRコードの読み取りも含めて、渡すものには必ず目を通してからお渡しします。
- 値段を先に出す:含まれないもの(印刷代)まで、はじめにお伝えします。
- 作ったデータは渡す:飛び先が変わって刷り直すときも、データがあれば直しやすくなります。
返事は24時間以内です(土日祝は翌営業日)。受付は毎月3社までです。くわしくはチラシ・ポスターのページをご覧ください。名刺やショップカードはロゴ・名刺のページから、飛び先のページを作りたいときはホームページのページからご相談ください。
QRコードは何cmくらいにすればいいですか?
手に持って読む名刺やチラシなら、2cm角くらいが下の目安です。余裕があれば2.5〜3cm角にすると読み取りやすくなります。壁に貼るポスターなどは、読む距離のおよそ10分の1を目安に大きくします。最後は実際の大きさで刷って、スマホで読み取れるか確かめます。
QRコードを2つ以上入れてもいいですか?
入れることはできますが、読む人が「どれを読めばいいか」で迷いやすくなります。その紙でいちばんしてほしいこと(つながる・予約する・来てもらう)を1つ選び、QRコードも1つにするのがおすすめです。
あとで予約のサービスを変えるかもしれません。どうすればいいですか?
自分で持っているホームページの中に「予約の案内」のページを作り、QRコードはそこへ飛ばすのがおすすめです。予約のサービスが変わっても、そのページのボタンを差しかえるだけで済み、刷ったQRコードはそのまま使えます。
QRコードの色を変えてもいいですか?
四角を濃い色、地を明るい色にすれば、色を変えても読み取れることが多いです。地を濃く、四角を明るくすると読み取れないスマホがあるので避けます。色を変えたときは、刷る前に何台かのスマホで確かめます。


